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約80億分の1の私たち
先日、ある素敵な大学生に出会いました。
その人は、日本の学校教育で育ち、偏差値教育に大きな疑問をもつことなく大学まで進学したそうです。その人に、大きな変化をもたらしたのは、デンマークへの留学でした。
デンマークでは、「何のために」勉強するのか、生きるのか。
自分は「何が」したいのか。常に対話をする文化があるそうです。
その子は、「医者になる」という目標をもっていましたが、「何のために」なるのかは、考えていなかったそうです。
それは、私も一緒でした。親に国家資格は堅い仕事なので、看護師になりなさいと言われ、疑いももたずになりました。私は、看護師になれて、たくさんの出会いと体験があり、本当に幸せでしたが、「何のために」なったのか、「何のために」生きるのか、なんて考えたことがありませんでした。
そして、デンマークでは、色々な人種の子どもが一緒に勉強するそうです。なので、価値観や感覚が違って当たり前なのだそう。
日本は島国なので、外国人との間に少し距離を感じますが、他国では、そういう感覚がないのかもしれませんね。
「私たちの価値観は、たった80億分の1ですから」
と言われていたことが、とても印象的でした。
私は、自分の、日本の価値観がすべてだ・・・なんて思っていたかもしれません。ここに居場所がなかったとしても、たった80億分の1の世界しか見ていない。そんな、せまい世界ですべてを決めてしまうのはもったいないですね!