トライブ紹介 ママ起業家【2/2】
前回に引き続きママ起業家ついて 3. ママ起業家のセグメントと事例、4.ママ起業家の類型と支援の方向性についてご紹介します!
3. ママ起業家のセグメントと事例
本レポートでは、ママ起業家の特徴を捉えるために以下の3種類のセグメントで調査が行われました。
<インタビュー対象者の分類図>
Topママ起業家:起業し、国などを対象に事業展開しているママ起業家。
Forママ起業家:ママのための事業展開をしているママ起業家。
女性社会復帰コンサルタント:ママ起業家ではないが、ママの社会復帰を助ける起業家。
調査の一部として、ママ企業のサポートを行うTopママ起業家の近藤さんは、「今までの働き方には、社会性か利益か、ボランティアか儲けかというどちらかしかなかったが、この重なるところに女性の働き方があり、自分と自分の身の回りの人がハッピーになれる、“半径3メートルの幸せ”と呼んでいる」と述べています。
また、Forママ起業家で、東京子ども☆レストランという8000人の会員を持つ情報サイトを運営する今西さんは、夫の存在について「自分の子供を育てる、同士、戦友のような存在。ロマンティックは一切ないけれど、ケンカをしても子どもの話では盛り上がれる」と話しています。
同じくForママ起業家の中野さんは、布おむつの制作販売を手掛けるアンジェーナジャパンを立ち上げ、3人の子供をほぼワンオペで育てながら、保育園の近くにシェアワーキングオフィスを借りて時間をコントロールしています。彼女は「母親になったらこれしか働く方法はない。家で自分の時間に合わせて働ける起業のほうが勤めるより楽」と言い切っています。
4. ママ起業家の類型と支援の方向性
調査の結果、ママ起業家同士で助け合い、サービスを提供し合うエコシステムが形成されていることが分かりました。彼女たちは、ママコミュニティの中で自分が子どもを育てながら、社会進出をする方法はこれしかないと考えています。
インタビューの結果、ママ起業家は以下の7つの方向性に類型化されることが分かりました。
メガ型:リスクを恐れず起業し、大きな収益を上げるママ起業家。
スティール型:他のママ起業家のスキルを吸収し、独自のスタイルを築くママ起業家。
「ながら」型:育児・家事をしながら仕事をするママ起業家。
チャイルドサポーター型:子どもを仕事のモチベーションとするママ起業家。
ポイント稼ぎ型:ママ友コミュニティでの消費を好むママ起業家。
ビジュアル型:起業をステータスと捉えるママ起業家。
情報不足型:ママ特有の起業の在り方を知らずに失敗するママ起業家。
ママ起業家たちは、家事育児と社会進出の両立を目的としているため、ビジネスを大規模に展開する考え方を持っていないことが特徴です。このことを踏まえ、一般的な起業とは異なる支援の仕方が求められるといえるでしょう。
また、ママ起業家向けのサービスは、彼女たちの類型に合わせて設計する必要があります。女性向けの新規事業や、ママで起業を考えている方は、SEEDERでサポートを提供していますので、ぜひお問合せください。
今回はママ起業家についてご紹介しました!
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