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インタビューの心得

割引あり

SEEDERは10年ほど前から生活者のインタビューを行い、本人も自覚していないインサイトを引き出してクライアントへの示唆出しに活用しています。社内資料をあさっていたら興味深い資料が出てきたので、ノウハウを残すと共に記録としてインタビューイーにとってのスキルをまとめます。

ラポールを築くこと

インタビューにおける最も重要な要素の一つは「ラポールを築くこと」です。これはよく言われることですが、実際にそれをどうやって行うのか、具体的な方法については明確でないことも多いです。本コラムでは、SEEDER株式会社のインタビューの流儀を丁寧に解説し、ラポールを築くための具体的な手法や心得をご紹介します。


1. ラポールとは何か

「ラポール」という言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。ラポールとは、信頼関係や心のつながりを指します。インタビューの場において、このラポールが構築されていないと、相手から本音を引き出すのは非常に難しいです。しかし、いきなり「ラポールを築きましょう」と言われても、どうやればいいのかわからないのが正直なところではないでしょうか。

2. SEEDER流ラポール構築の基本

SEEDERでは、インタビューにおいて以下のポイントを重視しています。

(1) 雑談から始める
SEEDERのインタビュアーは必ずと言っていいほど最初は自己紹介と雑談から入ります。最初から本題に入るのではなく、雑談を通じて場を和らげることが大切です。趣味や最近ハマっていること、週末の過ごし方など、軽い話題から始めることで、相手の警戒心を解きます。

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