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扉が何秒間か開いたままの場合、アラート(警告音)を出すことは出来ますか?
今回はそのような要望を頂きましたので、機械警備機器でシステム構成を構築しました。
導入する経緯としては、今後、入退室のセキュリティ向上を社員全体で高めていくため、ドアが開いている状態が30秒以上続くとアラート(警告音)を出して社員に対して注意喚起を促したいということでした。
電気錠等でもそのシステムを構築できるのですが、まずは低コストで注意喚起からやっていきたいということでしたので、簡単に構築できるシステムをご提案しました。
↓システム構成図としては、こんな感じです。
扉側にマグネットセンサー(MG-103S)を取付、マグネットセンサーから信号がタイマーリレー(ET-S30)に流れたら、一定時間経過後にチャンネル表示盤(CHT-4)に信号が流れるようにして音と光で注意喚起を行います。
マグネット→タイマーリレー(時間制御)→チャンネル表示盤
【タイマーリレー(ET-S30)について】
・制御時間に関して
制御出来る時間帯は以下の通りです。
「0、3、5、10、20、30、45、60、90、120、180、300、600、1200、1800秒」
今回は、扉が開いてから30秒間開けっ放し(マグネットセンサーが元に戻っていない状態)の場合、警報音を出すようにしました。
【チャンネル表示盤(CHT-4)について】
こちらのチャンネル表示盤は4台まで接続可能です。
※今回は3台接続しましたので、マグネットセンサー3つにタイマーリレー3つにチャンネル表示盤1つでシステムを構成しました
・警報音に関して
警報音は以下の10パターンから選択出来ます。
1、ピンポーン 2、ポロロロロン 3、エリーゼのために 5、アニーローリー 6、みかんの花咲く丘 7、うみ 8、ピンポンパンポン 9、ウゥーウゥー 10、ブーーーー
・発報時間
警報音が鳴り続ける時間は以下の2パターン選択できます
1、連続(リセットするまで)
※マグネットセンサーが元の場所に戻り、発報通知が止まるまで鳴り続ける状態
2、短時間
3秒、6秒、15秒、30秒の4つの中から選択可能
・フラッシュライト
発報した場合、白色のライトが点滅(ピカッ・ピカッ)します。
これらの機器を組み合わせ、30秒間扉が開いていると音と光で注意喚起を行えるようにしました。
セキュリティ面を向上させるには、機械だけでは不十分で人の協力があってこそセキュリティを向上させることができると私は考えております。
では今回はこの辺で終わりにしておきます。また次回お会いしましょう。