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初日の出はモンセラがいいという話

海外に住んでいると
日本のように初詣という行動に出ることがない。
それはそうだろう。
ここはヨーロッパ、文化が違うし
しかも神社があるわけではないのだから。

バルセロナ郊外に住んでいる私は
ここの初日の出が朝の8時台だということを知り、
我が家から車で1時間で行けるモンセラなら
そんなに早起きをしなくても
無理せず8時台にそこへ行けるではないかと思い、
去年はじめて夫の車に乗り
初日の出を見にモンセラへ行ったのであった。

去年の初日の出は
出てくるまではドキドキワクワクで
オレンジ色の小さな光を見ていたら
どんどん、どんどんそれが出てきて大きくなり
輝く光を全身に浴びながら
一年の最初を満面の笑みで迎えることができたのだ。

モンセラからの初日の出(去年の写真)


〈トップの写真と同じもの〉モンセラの山と1時間後の初日の出(去年の写真)


その感動を胸に抱えながら
今度は黒いマリアさまがいる
教会の方へ行ってみた。

教会はほぼ誰もいない様子で
そんな状態で、黒いマリアさまの方へ足を進め
お願い事を思いっきりたくさんしてしまった。
だって、人がいないから黒いマリアさまとの対面も
自由に思いのままである。
普段の教会内は人がいっぱいで
黒いマリアさまへ行く通路も長蛇の列となっていて
願い事は短めにしなければと思ってしまうくらいだ。
でも早朝のここは、のんびりゆったりと過ごせていい。
焦らなくていい。
おすすめの時間帯だ。


この通路を通っていくと2階にある黒いマリアさままで到達できる。
照明で照らされて輝いている天井には、細かいモザイク絵が。鳥や植物などの自然がモチーフ


黒いマリアさまを背にした教会内。右側にパイプオルガンがあり、演奏者が見える。
ご覧の通り、早朝は人がとても少ない。


ちょうど黒いマリアさまのところで
お願いをしていた時に
教会内にある大きなパイプオルガンから
音楽が流れ出した。
生演奏である。
一年の最初の日から、こんなに素敵な音楽が
生演奏で聴けるなんて。
最高の喜びだ。
音の一つ一つが静かな空間に鳴り響き
その響きが私のカラダにも響き渡り
神聖な気持ちになれた。
気持ちがリセットされて
さあ、今日から新しい年だ。
そんな気持ちに無理なくなれたのであった。

そうそう、なぜ、初日の出はモンセラが良いかというと

  • 素晴らしい初日の出を体験できる

  • 初日の出が日本より遅い朝の8時台なのでのんびり行ける。

  • 日本だと混雑が予想されるが、ここは人が少なめである。

  • 黒いマリアさまにのんびりとお願い事ができる。

  • パイプオルガンの生演奏が聴ける。

さてさて、今年ももちろん
夫と一緒に初日の出を見にモンセラに行ってみた。
車で坂道を登っていくと、霧が出ていて
これは、もしかしたら去年よりもすごい、雲海付きの初日の出が見れるのでは!と
興奮気味で初日の出をモンセラで
今か今かと待ってたのだが、、、
えっ、あれ?
なんと曇りで太陽が見れなかったのである。
こんなこともあるけれど、行って良かったと
心から思えるのである。

今年のモンセラは曇った空に太陽は無し。曇り空でも素敵な姿。

今年は初日の出が見れなかったけれど
黒いマリアさまにはお願い事ができたし
パイプオルガンの生演奏も聴けたので
気持ちを新たに我が道を進んでいこうと思っている今日この頃。

バルセロナのガイドブック
『心おどるバルセロナへ』にもモンセラのことが載っています。
その他、ファッションに関するお店、雑貨店、レストランやバル、
カフェなどの詳しい情報が満載ですので
ぜひ、手に取って見ていただけたら嬉しいです。

どうぞよろしく

それでは、良い一日を!ボンディア〜。

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