見出し画像

バルセロナ、ゴシック地区の狭い路地を散歩してわかったこと

ー バルセロナ きらきら太陽の真下のカフェで ー

◇このエッセイは二十年ほど前のバルセロナのお話しです◇

ゴシック地区へ行くと
場所によっては迷路のように路地がはりめぐらされている。
昔の人の知恵で
人が迷いやすいように
わざとこのようになってしまったとのことだ。

地元の人でも道案内をするのに
うまく説明できない事もあるという。

おまけに、路地はとっても狭い。
そのまま視線を上に向けてみると
青空の面積もすっかり細く狭くなっている。
こんなに細い路上でも
現地の人は平気で車を走らせて行くのには驚いてしまう。
とても不器用そうな人たちなのに
車の運転に限っては
かなりのテクニシャンだ、、、と言いたいが
路上駐車をするところを
こっそり見てみると
前後の車に平気でバンバンぶつけながら
所定の位置に車を停めていた。
バルセロナ出身の友だちに聞いてみると
「あれは挨拶がわりだよ、ここでは常識さ」
とあっさり言ってくれるのだ。

昼間は光と影のコントラストが
素晴らしいくらいに強く、
そして青い空は夕方になると
オレンジ色の太陽と重なり、
路地を歩く人々を
薄桃色に染めてくれる。
建物と建物の間から見える
夕暮れ時の空の移り変わりは、
美しい色に変化していく。

それを見るとき
ふと幸せを感じるのだ。

ここからは二十数年前からヒューッと時間をもどし、現在のことをかきます。

今でも美しい空に出会うと
スマホでパシャリとつい撮ってしまう。
撮らずにはいられないのだ。
夫だったり、父だったりに
ボタンを押して送信するのだ。
自然の素晴らしさは
心が素直に動いてしまう。
そんな空の写真が
私のスマホの中にたんまりと
たまっている。
インスタに出したいのだけれど
こういう写真は近い人と分かち合うくらいがちょうど良いと
思っているので、
まだ、デビューを果たしていない
美しい空の写真はたまるばかりなのだ。

たまっていた写真をここに少しデビューさせてみました


路地といえば、
夏にゴシック地区へ行った時に
おいしいパン屋さんが
このあたりにあったのを覚えていて
行ってみたけれど
どうやら人気に火がついて
移転してしまったのか
見つけることができなかった。
もしかして迷った?
と思ったけれど
実はそのお店の地図も持っていたのに
そこになかったので
迷ったわけではなかったのだ。
残念だけれどしょうがない、、、。
そんな気持ちでトボトボと歩いていると
ちょっと怖いけど
すごくオリジナリティーあふれる
イラストが描かれていた壁に出会った。

いやいや、
この人、プロでしょ!
とっても素晴らしいのでここに載せておこうかと思う。

路上で見つけた壁画



アップにしてみるとこんな感じ

ここまで読んでくださり
ありがとうございます。
楽しい週末をお過ごしくださいませ。
ボン・カップダセマナ!

どうぞよろしくね

今、ピカソ美術館とミロ美術館の両館で
ピカソ没後50周年とミロ没後40周年を記念して
ミロ、ピカソ展というスペシャルな展示会が開催されています。
このガイドブックでは美術館やガウディの建築物などの
観光地はもちろん
バルセロナのおいしい食べ物や
レストラン、カフェ
雑貨屋さんやギャラリーなど
素敵なお店がたくさん紹介されています。
ぜひ手にとって見ていただけたらうれしいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?