全力の罪滅ぼし
娘がまだ小さい頃(今でもちっちゃいけど)、いつも隣に寝るのは妻の方だった。
何せ夜泣きは毎日のことだし、授乳も頻繁だった。
私にできることなんて、夜泣きに合わせて目を覚ますことくらいだっただろうか。
目を覚ました私はじーっっと妻と娘を見つめ、赤ちゃん特有のあの力強い泣き声を聴くだけだった。
見ていないで何かやれよ!
と、突っ込まれそうだけれど。笑
妻の抱っこと授乳に勝る特効薬は無かった。
今だから告白するが、私は途中から諦めモードだったのだ。
私が
泣き叫ぶ娘を抱っこしてゆらゆら〜
もっと激しく泣いた
濡れたオムツを素早く交換した
顔を真っ赤にして激しく泣いた
妻が
泣き叫ぶ娘を抱っこしてオムツを交換した
娘は泣き止んでスヤスヤ〜
こんな感じだもの。
最近、娘は私の隣で寝る。
その方が長くぐっすり寝るのだ。
妻も「(娘が)パパと寝る方がよく寝るね〜』なんて言ってくれる。
前にも書いたことがあったけれど、
娘が布団を蹴飛ばしたら、ササっと戻す。
娘が起きそうになったら手を握ったり、抱きしめたり。
娘の長時間睡眠の影に、私の努力があるのだ。
見つめるだけだったあの頃へ「全力の罪滅ぼし」。