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春なんだなぁ
離婚成立から2年と4ヶ月。
この春、長男は5年生になる。
別居期間も含めて長男の小学校生活に私はほとんど関わりを持てていない。
私と子供達を繋ぐのは、毎月支払う養育費だけ。ただただ、長男名義の口座に振り込むだけの一方通行で、子供たちから連絡が来ることは無い。
今や相手方と子供達にとって、私の存在などないに等しいのだろう。
否、3月に長女から、大学の奨学金に必要な単位を落としそうだから学費を援助して欲しいとのLINEが来た。
それ以降なんの連絡もないからおそらく単位取得の目処がついたのだろう。
それ以来私も何も言わないし彼女からもなんの連絡もない。
つまり、私はお金に困ったときに連絡をすればいいだけの存在であって、それ以上でもそれ以下でもないのだろう。
離婚前に次女に言われた
『パパなんていてもいなくても別に変わらないから、パパは家から出てお金だけ送ってくれればそれでいい』
と言うセリフは頭から消えることは無い。
長女に言われた
『パパの転職は失敗だったね』と言うセリフと、その時の小馬鹿にした表情も脳裏から消えることは無い。
その失敗だと罵った会社で今も働く私に、学費の援助を求めてくる彼女、もちろんそんな事は当に忘れているんだろうが、それでもそのセリフを放ったその口でその要求をしてくる彼女を私は正直心よく思っていない。
当初はそれは相手方が言わせた言葉で子供達に罪はないと思っていた私だが、この2年半でその心境は変わりつつある。
時が経てば、いつか子供達も気がついて話せる日が来るよ、と言ってくれる友人の言葉に頷いていた自分だが、なんかそれも違うよなと最近は思う。
いっそ記憶から消えてなくなってしまえばいいのにと、、、
高校時代の友人にバツイチで2人の子供を育てている人がいる。
その友人は、元夫との間にも2人の子供がいたそうだが、離婚後会わせてもらえる事はなく、今となっては元の旦那さんも子供達もどこに住んでいるのかもわからないそうだ。
離婚後に知り合った友人も、お子さんが3歳の時にモラハラの旦那さんから逃げて、その後何度か面会交流を経たのち、子供に会わせてもらえていないと言う。
その子は私の長女と同じ年だそうだ。
身近な2人のケースを見ると、おそらく私も同じく道を辿るのだろう。
そんな話を聞いてるものだから、尚更いっそ忘れてしまいたいと思うのだが、そう簡単に忘れられるものでも無いのが辛いところだ。
特に春のこの季節は
子供達の成長の節目の季節でそうした思いがより強くなってしまうのだろう。
投票所になっていた子供達が通っていた小学校に足を運んだせいもあるのかもしれない。
このモヤモヤした気持ちが消えることは無いのだろうな、、、