面会交流の取決って、なんの効力もないんですよ
1年以上の調停を経て離婚成立から1年半が経過。
離婚の経緯は話すと長いが、一言で言うなら、相手方からのモラハラに耐えられなくなった私が調停を経て離婚成立といったところ。
その話は話すと長いので省略するとして
今日ここに書こうと思ったことは
「 離婚をして、親権を持たない親は、子供に会えなくなることがある 」
ということ
どんなに会いたいと願っても、親権を持った相手方にそのつもりがなければ
会うこと自体のハードルはものすごく高いものになる。
調停時に書面に記載されたのは
養育費の支払いと金額について
年金分割について
面会交流については、子供たちが新生活に慣れた半年後に協議する(私が自宅に残り、相手方と3人の子供が家を出た)という内容。
その時に調停員から聞かされたの相手方の言い分は、家を出た子供たちが、元の家に帰りたくなると困るから、新生活に慣れるまでの半年は面会交流は控えてほしいということだった。
その意向をそのまま受け取り、半年後に相手方の弁護士に連絡をすると
「 まだ生活が落ち着いてないので面会交流には応じられません。
そもそも依頼人は、面会交流をすべきではないと考えていますので、面会を希望されるのであれば、面会交流調停を起こしてください 」という返事だった。
こちらの弁護士に相談したり、ネットで色々調べてわかったことは、面会交流調停(通常半年以上かかるらしい)で面会の権利が認められたとしても(よほどの問題(DVなど)がない限り、基本的には認められるらしい) その判定に強制力はなく、なんやかんや理由をつけて、阻まれることが多いということ。
それってどうなんですか?と弁護士に尋ねると
「 大丈夫です。面会交流調停は何度でも起こせますから 」
・・・・ちょっと言葉を失った。
そりゃ弁護士さんはその度に依頼料金が入るからいいだろうが、そんな不毛なやりとりのためにお金を使うほど私には余裕はない。
だが色々調べると、そうやって子供に会えない別居親は一定数いるようだ。
日本は共同親権に対して、批判的な考えの人が多いようで、DV夫からか弱い母親と子供達を守るための法整備は割としっかりされているようだが、そうではない、いわゆる普通の父親が子供に会いたいと望んでも、会えるための仕組みは全然ないことに、離婚してから気がついた。
離婚から1年半、高校生の次女は、たまに相手方に隠れて連絡をくれて、3回ほど外で夕食を食べた。離婚に反対していた長女からは、残念な葉書が一枚届いただけだ。気がかりなのは小学生の長男だが、連絡する術がないので離婚後なんの接触もないまま、今に至る。
断っておくが、私はDV夫ではない。
離婚後半年が経過してからは、毎月3人の子供達に葉書を書いている。
誕生日と、クリスマスにはプレゼントを、夏休みや連休前には、一緒に遊びたい時には連絡をしてねと返信用の葉書をつけてみたりもした。
次女と一緒に食事をした時に、次女が
「 長男も一緒に来れればいいんだけど、高学年になるまでは無理かなぁ」
と言っていた。
「今日も内緒なんでしょ?」との問いに うんと頷いていた。
想像だが、子供たちは、離婚を嫌がった相手方が、子供たちが私と会うのを快く思わないのを理解しているのだと思う。
離婚時に取り決めた約束だからと、養育費(3人分合わせて、大卒社会人の初任給ほどの金額なので結構きつい)を、この1年半、給料日にきっちりと即日入金をしてきたが、1年半が経過した今、どうやら相手方は面会交流の約束を守るつもりはさらさら無いようだ。(弁護士に問い合わせて気がついたが、文書には面会交流の協議には応じると書いてあるだけで、面会交流をさせるとは書いていないので、そもそも約束していないということらしいが・・・)
気になることがあった時に、小学校や、児童相談所に問い合わせてみたが、どうやら相手方が私をDV夫として相談しているようで、一切取り合ってもらえなかった。事を荒立てるつもりは無いので、ああそうか と思っただけだった。
実感としてわかったのは
相手方にその気がなければ、ましては会わせたくないという思いが強い場合は
本当に簡単に父親が子供に会う権利は奪われるのが、今の日本の社会の仕組みということだ。
もちろん、「 子供が父親に会う権利を奪う権利は私にはないから 」
なんて考えの母親もたくさんいるのだろうから、必ずそうなるとは言い切れないけれど、そうなるリスクをよく理解した上で、離婚を決めるべきだと思う。
結果的にわかったことだが、こんな状況になって、改めて離婚してよかったと
私は思っているが。もし子供たちが寂しい思いをしていたら申し訳ないなと思う。
色々思うところがあって、1年間出し続けた子供たちへの手紙を先月から出すのをやめた。
残りの人生は、穏やかに過ごしたい。
ただ、それだけを考えることにした。
もし、離婚を考えていて、親権を母親に渡すつもりの人がこの文書を読んだなら
子供に会えなくなるというリスクも踏まえて結論を出すのがいいと思う。
本当にどうにもならない
車で20分くらいのところに住んでいる子供たちに
もう1年半会えずにいる父親がここにいる
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?