そして誰もいなくなった その1
連休も最終日
この連休もいろいろあった
楽しいこともたくさんあったけれど
なかなかに重たいこともあったので
久しぶりにここに書こうと思う
3年半ぶりに長男に会ったことはこの前の記事で書いた通り
そこからまた、親子の交流が始まることを期待したが
現実はそんなに甘くはなかった
長男とはその後
携帯のチャットアプリを使ってやりとりができるようになったのだが
そこで頻繁にやりとりがされることはなかった
食事の時は元気そうに見えた長男だが
次女曰く、疲れやすい体質らしく
平日はメッセージを返すのは難しいかもとのこと
真意のほどは確かめようがないが
返信がなかなかないのは事実だった
僕は週に一度短いメッセージを送るにとどめたが
それに一言返事が来るのが現実だった
週末のたびに、外出に軽く外出に誘ってはみたが
長男とはそれ以来、一度も会えていない
そしてこの連休の直前
なんとか会えるチャンスがないものかと期待する僕に
友人から連絡が入る
「 ○○くん(長男の名前)30日に転校するってよ 」
長男も相手も知らないが
僕の友人の子供が、長男とたまたま同級生で
長男の様子を時々教えてくれる
その友人からのメッセージだった
予想はしていた
長女と次女が関東の大学に進学すると聞いた時から
後を追って 元相手方の地元の関東に帰るのだろうと
3月に養育費の支払いを止めた際にかかってきた
相手からの電話の会話の中でも、そんなことを考えているという話は聞いていた
その時私は
「 それはそっちが決めることだから、とやかくいうことはできないが
頼むから、事後報告はやめてくれ。引っ越すのを決めるは
それなりに事前のことだから 引っ越すことを決めたら
その段階で教えて欲しい 」 と伝えていた
その真意は
「 せめて引っ越す前に さよならくらいは言わせてくれよ 」
というようなつもりで話したつもりだが
それが相手に伝わることは やはりなかった・・・
結局連休の前日になっても
相手から連絡が来ることはなかった
連休初日
長男にメッセージを送る
長男の住む家の近所の公園まで自転車で出かけて僕は
公園にいることと、引っ越しの前に
もう一度会えたら嬉しいよ と伝えてみた
そのまま数時間を公園で過ごしたが
返事が来る気配はなかった
まあ難しいよなと判断した僕は
いつでも戻ってきて大丈夫だからね
元気でね
とメッセージを送った
その1時間後
「 パパもねー 」
と一言だけ返信が来た
続く
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