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アスレティックトレーナー合格への道③

こんにちは!

「アスレティックトレーナー合格への道」

今回で最後になります。


筆記試験内容

私は2015年11月にアスレティックトレーナー資格の筆記試験を受験しました。
試験は、午前に基礎問題100問(2時間30分)、午後に応用問題100問(2時間30分)という内容でした。
合格ラインは7割以上と言われており、2014年の合格率は23.9%でした。

筆記試験対策

みなさんそれぞれ試験勉強の方法は異なるかと思いますが、私の方法を参考までに載せておきます。
私の試験勉強法を以下にまとめますが、2024年以降、試験は実技試験の後に筆記試験が行われるCBT(Computer Based Testing)方式に変わっています。

①過去問対策

まず、過去5年分の過去問を解き、出題された箇所を教科書にマーカーでチェックし、付箋で出題年を記録しました。
これで、出題傾向を把握できます。

②苦手問題の克服

もう一つは、過去の大学や専門学校の受験の時に気づいたことなのですが、同じ形式の問題だったり似たような部分の問題を間違うということです。
要するに苦手な部分は、何度も間違えてしまう傾向がありました。
間違いやすい問題をピックアップし、間違えた答えを手書きで10回ずつ書き出す作業を行いました。これにより、苦手な部分を徹底的に覚えました。

③短期記憶から長期記憶へ

特に間違えやすい問題は、覚えて記憶に定着したと思ってもまた3日もすれば忘れてしまうことがよくあります。
その為、3日や1週間など間が空いてから再び同じ問題に向き合うようにしておりました。
そこでまた間違えることもあるのですが、3日後や1週間後に再度同じ問題に取り組むことで、記憶を長期的に定着させました。
この反復が脳に「忘れてはいけない情報」として認識させる効果があるようです。
このことは本などでも良く書かれていますが、昔から本能的に行なっておりました。

以上です。
こちらの内容が、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

そして、アスレティックトレーナー資格の筆記試験に無事合格し、最後の実技試験を2016年3月に東京都渋谷区の岸記念体育会館にて受験してきました。

岸記念体育会館

実技試験内容

実技試験の内容(2015年度)は、

①選定したスポーツ外傷・障害、内科疾患等に対する救急処置(評価を含む)
②検査・測定と評価方法
③対象部位のテーピング
④アスレティックリハビリテーションの初期メニューの立案、説明、デモンストレーション、実技指導
⑤アスレティックリハビリテーションの後期メニューの立案、説明、デモンストレーション、実技指導
⑥現場での予防方法の立案、説明、デモンストレーション、実技指導


これらの項目内容を実際に、スポーツドクター・アスレティックトレーナーの検定員の方の前でシミュレーションを想定した試験となります。

試験の流れとしまして、実際に出題されるカテゴリーは、

Ⅰ救急処置、検査・測定と評価
Ⅱアスレティックリハビリテーション
Ⅲテーピング


以上三つのカテゴリーを約30分程度で行います。

実技試験対策

実技試験の対策としては、とにかく誰かに協力してもらい、模擬試験を何度も繰り返すことが重要です。
私は、AT資格を持っているトレーナーの方にお願いしたり、元同僚に協力を仰いで実技の練習を行いました。

試験当日は、今振り返っても緊張が非常に強く、自分が合格できるという自信は全くありませんでした。

試験後は、帰りの飛行機の時間まで明治神宮と築地を観光してから帰りました。

明治神宮⛩️
築地の海鮮丼
帰りの飛行機

実技試験では大きなミスはなかったものの、手応えもあまり感じられなかったため、結果が出るまでの間は天命を待つしかありませんでした。

実技試験結果

試験の約1か月後、結果通知が届いた瞬間、心臓がバクバク。

いよいよ神頼みしながら封筒を開封。

結果は…

思わず一人で声を上げて大喜び!

無事合格しておりました(^_^)

2014年11月の講習会から始まり、資格取得まで約1年半かかりましたが、合格の達成感は非常に大きかったです。
この資格を目指すきっかけは、高校時代にお世話になったアスレティックトレーナーの方々の影響でした。
15年という遠回りをした気もしますが、ようやく目標を達成し、行動と継続の大切さを改めて実感しました。

資格を取得してから8年が経ちましたが、それが直接仕事に大きな影響を与えることはありませんでした。

しかし、日本代表のサポートなど大舞台に立つ機会が増えるにつれ、「継続は力なり」という恩師の言葉を強く感じる日々です。

3回に分けてお届けしましたが、
「アスレティックトレーナー合格への道」はここまでとなります。

本日も最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。


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