みんな、愛してるぜ!!【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】
「愛」ってなんだろうか
家族愛、友人愛、隣人愛、人類愛(私は人類みな家族マインド‼︎)など、愛と言っても様々なニュアンスがあると思う
では、「愛してる」はどうだろうか
基本的には家族や恋人などの、より身近で、より大切な、特別な存在に投げかける言葉として使われる。
今回紹介する作品は、そんな「愛」について考える作品だ。
主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンは孤児として拾われ、国を守るため感情もなく人を殺めてきた。
このヴァイオレットの面倒を見たギルベルト少佐というキーマンがいる。少佐は大戦終盤に重傷を負い、ヴァイオレットが自分を犠牲にしてでも少佐を救助しようとするが、少佐は自分に構わず自由に生きることを命令し「心から愛している」という言葉を残し別れることとなる。
ヴァイオレットは「愛している」の意味が、感情が、気持ちがわからず、この意味を知るために終戦後、読み書きができない人の代わりに手紙を書く仕事を始めるストーリーとなっている。
ヴァイオレットは戦いしか知らず、人の感情を考える習慣がなかったため、相手の気持ちを汲み取った文章が書けないことに苦労をする。しかし色々な人と関わり、その人の感情やバックグラウンド、想いなどを知ることによって少しづつ感情を理解し、素敵な文章を書けるようになっていく。
また、感情を知ることによって自分が戦争で多くの人々を手にかけ、その家族を悲しませていたことを客観的に気づくこととなり、辛くも人間的に成長し、「愛」についても学んでいくエピソードが心を動かされる。
最初のお題に戻ろう。
「愛」について、真剣に考えたことは全くないと言っても過言ではない。恋愛に関しては大好きだ!!って気持ちに何度もなって(その都度残念ながら折られて)きたが、「愛」について直接伝えたことは家族にもないと思う。
こんな小っ恥ずかしいこと言えるかよ!!!って思うけれども、相手のことを深く知り、そして自分自身の感情と向き合って知ることで、恥ずかしさとか無く、心の底から真っ直ぐな言葉を伝えられるのではないかと、そんな気がしてきた。
みなさんには身近に大切な人はいますか?大切にしてもらっている人はいませんか?「愛してる!」は流石に難しいかもしれないけれど、改めて日頃の思いを伝えてみるのも一興かもしれませんね。
余談にはなりますが、この作品を観てから身近な、大切な人に手紙を書こうと思い写真の通り道具は揃えました。笑
まだ行動には移せていませんが、いつか感謝の言葉を形として残すツールとして、気持ちを込めた手紙を送りたいものです。
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