![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50146760/rectangle_large_type_2_fe5a676985659aae17b8343d0d4b5b03.png?width=1200)
おはようございます。
#KENMAYA です。
アメリカ海軍特殊部隊ネイビー・シールズの元指揮官ジョッコ・ウィリンク氏のTEDでのスピーチです。
彼のイラク戦争中に経験したエピソードを通じ、リーダーになるために必要な多くの美徳、責任と意志というものについて話しています。
日本人の多くは「戦争」と聞くと、嫌悪感を顕わにして「戦争」について語ることすら拒絶します。
もしくは「自分には無関係」と無関心な人が多いと感じます。
それはWWⅡでの敗戦経験、原爆の記憶、当時の非人道的な作戦の数々、
そして戦後の反戦教育によるものです。
しかし、根本的に人は「争う」ものなのです。
わたしたちがいくら目を背けていても、世界のどこかで必ず「戦争」が起きているのです。それは銃と銃で撃ち合う、目に見える「戦争」に限らず、
情報戦争、ビジネス戦争、人間関係においてすら、「戦争」は起こっているのです。
反戦活動家ですら、「戦争」や「戦争に参加する国」と「戦争」しています。
ジョッコ・ウィリンク氏は、イラク戦争において同士討ちを引き起こしてしまった経験を、全て司令官だった自分の責任だと述べています。
リーダーとは最終的に全ての責任を取るものなのだと。
実際に戦争に身を置いた軍人でしか語れない、あまりにも重い言葉です。
わたしは「戦争を知らない世代」と呼ばれる世代です。
それでも「戦争が人類にとって最も愚かな行為」だと分かっています。
しかし、どれだけ愚かな行為だと分かっていても、人々は衝突することをやめないのです。
火のないところに火をつけ、対立や争いを煽る人々がいなくならない限り、どれだけ「平和」を訴えても、どれだけ「戦争が愚かな行為である」と訴えても、世界から「戦争」はなくならないのです。
まさに我々は今人類史上、未曾有の危機に立っています。
「分断」、「差別」、「環境問題」全てが我々人類共通の課題であり、
地球上の全人類が手に手を携え、協力していかなければならないのです。
しかし、残念ながらそんな理想郷は存在しないのです。
なぜなら人は「争う」からです。
「争う」ことで少しでも他人よりも豊かな暮らしがしたいですし、
「争う」ことで少しでも他人より社会的地位や名誉が欲しいものなのです。
わたしは「争う」ことを否定はしません。
「争う」ことで生産力は向上しますし、
「争う」ことで人類はより進化していけると信じています。
「戦争」は悲惨で、恐ろしく、おぞましく、語るのすら躊躇う。
わたしたちはそうして「目をそらしてきた」だけなのです。
「戦争」を肯定的に捉えるわけではありませんし、
「戦争賛美」なんて以ての外です。
しかし「戦争」について忌むべきものであるとしつつも、
理解し、話し合う必要がある。わたしはそう思います。
「戦争」とは何か。
それは、生命の本能である「争う」ことから始まる、
不可避な事象であり、人類は知恵と対話によって、
それを回避することができる唯一無二の生命体です。
日本人は、「戦争」についてもっと理解を深め、
幅広く、もっと議論をすべきだと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
明日は大晦日ですね。
年越しは何しようかなぁ。
いいなと思ったら応援しよう!
![KENMAYA │ 刺さない鍼・国産研磨剤ストア@毎日Noteだった(遺物)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/55305579/profile_fedf4e6105d40f499423d2a207dc36e9.png?width=600&crop=1:1,smart)