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おはようございます。

#KENMAYA です。

アメリカ海軍特殊部隊ネイビー・シールズの元指揮官ジョッコ・ウィリンク氏のTEDでのスピーチです。
彼のイラク戦争中に経験したエピソードを通じ、リーダーになるために必要な多くの美徳、責任と意志というものについて話しています。


日本人の多くは「戦争」と聞くと、嫌悪感を顕わにして「戦争」について語ることすら拒絶します。
もしくは「自分には無関係」と無関心な人が多いと感じます。
それはWWⅡでの敗戦経験、原爆の記憶、当時の非人道的な作戦の数々、
そして戦後の反戦教育によるものです。

しかし、根本的に人は「争う」ものなのです。
わたしたちがいくら目を背けていても、世界のどこかで必ず「戦争」が起きているのです。それは銃と銃で撃ち合う、目に見える「戦争」に限らず、
情報戦争、ビジネス戦争、人間関係においてすら、「戦争」は起こっているのです。
反戦活動家ですら、「戦争」や「戦争に参加する国」と「戦争」しています。


ジョッコ・ウィリンク氏は、イラク戦争において同士討ちを引き起こしてしまった経験を、全て司令官だった自分の責任だと述べています。
リーダーとは最終的に全ての責任を取るものなのだと。
実際に戦争に身を置いた軍人でしか語れない、あまりにも重い言葉です。

わたしは「戦争を知らない世代」と呼ばれる世代です。
それでも「戦争が人類にとって最も愚かな行為」だと分かっています。
しかし、どれだけ愚かな行為だと分かっていても、人々は衝突することをやめないのです。
火のないところに火をつけ、対立や争いを煽る人々がいなくならない限り、どれだけ「平和」を訴えても、どれだけ「戦争が愚かな行為である」と訴えても、世界から「戦争」はなくならないのです。


まさに我々は今人類史上、未曾有の危機に立っています。
「分断」、「差別」、「環境問題」全てが我々人類共通の課題であり、
地球上の全人類が手に手を携え、協力していかなければならないのです。
しかし、残念ながらそんな理想郷は存在しないのです。

なぜなら人は「争う」からです。
「争う」ことで少しでも他人よりも豊かな暮らしがしたいですし、
「争う」ことで少しでも他人より社会的地位や名誉が欲しいものなのです。

わたしは「争う」ことを否定はしません。
「争う」ことで生産力は向上しますし、
「争う」ことで人類はより進化していけると信じています。


「戦争」は悲惨で、恐ろしく、おぞましく、語るのすら躊躇う。
わたしたちはそうして「目をそらしてきた」だけなのです。
「戦争」を肯定的に捉えるわけではありませんし、
「戦争賛美」なんて以ての外です。

しかし「戦争」について忌むべきものであるとしつつも、
理解し、話し合う必要がある。わたしはそう思います。


「戦争」とは何か。
それは、生命の本能である「争う」ことから始まる、
不可避な事象であり、人類は知恵と対話によって、
それを回避することができる唯一無二の生命体
です。
日本人は、「戦争」についてもっと理解を深め、
幅広く、もっと議論をすべきだと思います。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

明日は大晦日ですね。
年越しは何しようかなぁ。

年末の大掃除



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