劇場版『鬼滅の刃』が興行収入歴代1位になったのはなぜか。
おはようございます。
#KENMAYA です。
とうとう『鬼滅の刃』が『千と千尋の神隠し』を超え、
日本での興行収入が歴代一位となりました。
原作もアニメも見てないわたしですが、
このコロナ禍において、外出自粛や劇場の収容人数制限などの多くの制約があった中での、興行収入としては忖度なしに素晴らしい成績だと思います。
ヒット作の裏側には、世情やプロモーションなど様々な要因が絡んできますが、これだけの圧倒的な数字を見る限り、単純に老若男女問わず、幅広いファン層の獲得ができているものだろうと感じます。
『鬼滅』ブーム自体、原作もアニメも見ていないわたしが解釈するのは難しいことですが、見てもいない人間が考える『鬼滅の刃』の興行収入歴代1位の理由を考察してみます。
1.外出自粛ムードの反動
不要不急の外出自粛やステイホームの需要の高まりから、
漫画やアニメといったサブカルチャーに触れる機会も増えた。
というのがまず第一の要因だと思われます。
今まであまり特定の漫画を読んでこなかったような客層が、
話題になっているから、と手に取るようになり、
瞬く間にブームとなったのです。
ただ、それだけではとても興行収入1位の理由にはなりません。
劇場版の公開のタイミングがまさに外出自粛などの緊張感がピークを迎え、
その反動で「アニメも全部見たし、気になるからせっかくなら劇場に見に行きたい」という、ある種ストレス発散の行動が結びついた結果だと考えます。
2.丁寧な作り
『鬼滅の刃』を手掛けた、アニメ制作スタジオの「ufotable」は『Fate』シリーズを手掛けるなど、ハイクォリティな作品を生み出すスタジオとして、アニメファンの間では広く認知されており、『鬼滅の刃』も恐らく丁寧な作りをされた作品なのでしょう。
アニメの良し悪しを決める上で、重要なポイントは3つあります。
1つは「原作に忠実か否か」。
原作から大きく離れた作品を手掛ける監督や、独自の解釈を加える制作会社も数多くあり、これには賛否両論を大きく分けます。
原作ファンはアニメを毛嫌いするようになり、アニメファンは原作の方がつまらない、と酷評をするような地獄絵図と化すことも少なくありません。
結局のところ「原作に忠実」である方が問題は少なく、ファンにとっても安心して見られるという重要なファクターです。
2つ目は「適切なキャスティング」です。
アニメ作品において、声をアテる声優がキャラクターイメージと合致していることは、非常に大きなウェイトを占めています。
新人声優や俳優、芸人を使うことは、話題になることはあっても、
多くの場合ファンを失望させることになります。
極稀に大当たりすることはあっても、大抵は大失敗に終わります。
最後に「作画や音源へのこだわり」です。
アクションシーンなどでの独特のカメラワーク、演出など、
最新の3DCGを用いた一種の「過剰演出」は実写映画と異なり、
アニメの観客を魅了します。
これは決してアニメ映画の観客をバカにしているのではなく、
アニメ映画でしか成し得ない「作画」でどこまで観客を惹き込めるか。
これは実写映画にはできないことであり、その点で言うと
ハリウッドのマーベル映画なんかはもうほとんどアニメ映画化してるといっても過言ではありません。
3.ストーリー
読んでいない、見ていない作品のストーリーを語ることほど、
滑稽なことはないのですが…
恐らく「勧善懲悪」を基礎としたストーリーなのではないでしょうか。
(間違っていたらごめんなさい。)
基本的に人が爽快感や多幸感を得るストーリーは「勧善懲悪」が原則です。
多次元的な解釈のできるストーリーは、
一部の映画通に「深いな」と思わせることはできても、
多くの人の共感や賛同は得られないものです。
分かりやすく、対決構造を描き、悪(鬼?)を滅するストーリー展開だからこそ、多くの人の共感や感動を生むことができたのだと考えます。
4.最後に
今回は「にわか」どころか「無知」の人間が作品のレビューをする。
という新しい試みでした。
ツッコミどころ満載でしょうし、内容がオブラートレベルにペラッペラですが、ご容赦ください。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
全く関係ないですが、わたしが一ヶ月に一回は見ている「30分で分かる」経済の基本動画があります。とても勉強になるので皆さんにも是非見て頂きたいので共有します。