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無料のセミナーだからって良い訳じゃない。


なぜセミナーには無料なのと有料なのがあるのか?

働いている方々でありましたら、何かしらのビジネスセミナーには一度は参加したことがあるという方がほとんどだと思います。そのセミナーの金額というのを気にしたことがありますか?
余程の目的意識がない限り、有料のセミナーには参加しないと思います。
そして、無料のセミナーは数多く開催されているからそれでいいんじゃない!という方も多くいるかと思います。
でも、無料セミナーだけに出ていて、本当にそれで自身の成長を促すことができるんでしょうか?

セミナーを一つ開催するにはどれだけの費用がかかっているのか?

まず、そもそも一つのセミナーを開催するにあたって、どういった準備と費用がかかっているのかを知ってみましょう。

  • 会場費

  • 機材費

  • 講師費

  • 資料作成費

  • 印刷費

「会場費」数万円〜数十万円
セミナーを開催するにあたっては、会場費というものがかかります。オンライン開催であっても、どこらかしこの場所を借りて、そこに講師陣を呼んでの収録となるので、会場費がかかることがほとんどです。
会場の広さ、利用時間、施設のある場所、使用用途によって金額は、変わります。
ちなみに、私たちが行う札幌産業振興センターにおセミナールームAは、9〜17時の一般料金で15,800円の料金となっています。


「機材費(レンタル)」数万円
プロジェクター、スクリーン、マイク、パソコン、ポインター、演台、テーブル、椅子などです。演台やテーブル、椅子などは会場費の中に含まれているのがほとんどです。オンライン配信やWEBなどを開いての講義をすることになれば、LANやWiFiなどの利用料金なども加算されます。
ちなみに、私たちが行う札幌産業振興センターの貸し出し備品は破格の安さとなっております。


「講師費」数万円〜数十万円
講師においては、1日単位、1時間に対してなどの算出方法は様々です。また講師料金についても、講師の経験年数や関係性などで変わってきますので、こちらも様々です。
そして、登壇動機によっても変わってきます。
・セミナー自体を生業としているので、それで稼ぐ必要がある
・セミナー自体が自身のブランディングにつながるものだと考えている
・ネットワーク作りに繋がるものだと考えている
・自身のセミナーが地域の経済活性化に繋がればと考えている
・自身の知見や経験をセミナーで共有することで、地元のビジネスに役立つものであればと考えている

「資料作成費」0円〜数万円
講師の方々との打ち合わせで、どういったセミナーを開催するかが決まりましたら、講師の方々はセミナーの目的に合わせた資料を作成します。多くはパワーポイントで作ることが多いです。もちろん、今まで行ってきたことがあるセミナーの資料を使うこともありますので、ゼロから作るという感じのことはほとんどありませんが、今のトレンドや変化、そして参加者にどういったことを学んで帰ってもらいたいかという目的に合わせて常に変更や追加をしていっています。
別途、請求ということではなく、講師費に含まれていることが多いです。

「印刷費」数千円
プロジェクターで投影するもの以外に、紙として出力して当日の講義資料を渡すことがほとんどです。紙の削減というものが今の時代には合ってはいますが、人の脳に入る情報は画面よりも紙の方が優っているという側面もあることから、紙でのお渡しを続けています。
脳科学の観点からも、実は画面より紙の方が記憶力に力を発揮するそうです。

無料セミナーとして開催される理由

さて、ここまでで、セミナーを開催するのにどれだけの費用がかかるのかを説明してきました。少なくとも、一回のセミナーを開催するのに数十万円はかかってくることがお分かりいただけたかと思います。
無料として開催できるセミナーは、上記の講師の動機付けの所と深く関わってきますので、お察しの良い方はもうお気づきだと思いますが、無料開催は以下の理由になります。

  1. セミナーを開催することで、自社の良さを参加者に暗に伝えることができ、自社との取引や、自社製品の販売に結びつけることができる。

  2. これからは地域貢献やCSRの観点で、自身の経験や会社の成長の秘訣を、広く公開し、社会に役立つことをしていきたいという意識でセミナーを開催している。

  3. 公共団体などが、セミナーの運営主体として入っており、地域経済活性化の目的としてセミナーを開催している。

上記の2や、私たちが無料枠で開催している理由となる3などでありましたら、無料セミナーというものでも、『参加者の為に!』という意識のもとで行われておりますので、無料ながらも十分な価値を見出せるかと思います。
一方で、上記1の理由の無料セミナーになりますと、セミナー開催者側としては、最終的には自身の利益に繋げたいという思いがあるわけですので、純粋な思いのセミナーでは無いことを知っておいた方が良いです。ただ、逆にそれだけに魅力的なセミナーを開催しないと、集客や自社のブランディング向上に繋げることができないので、より高度で完成度の高いセミナーを構築してきています。

では上記1のような、不純な動機のセミナーに参加しない方が良いのか?と言われると、答えはNOです。むしろ参加した方が良いというのが答えです。
そういった意図を知った上で、賢くそれを選択すれば、無料で完成度の高いセミナーを受けることができちゃいます。

有料セミナーとして開催される理由

有料セミナーとして開催される理由は単純明快です。上記のセミナーでかかる経費があるからです。私たちも無料で開催するセミナーだけでなく、この有料セミナーも実施しています。より良いセミナーを『継続的に実施し続けていく』ためには、経費を賄うためのものをしっかり入手しなければ続けていくことができません。

  1. セミナーを生業としている講師や、利益を追求するセミナー運営会社が行なっているセミナー(利益追求)。

  2. 公共団体などが主体となっているセミナーではあるが、継続してセミナーを開催するために、最低限かかる講師費用や会場費用などを賄うために参加費を設けているセミナー(継続実施のために)。


お金をかけてでも出た方が良い有料セミナーのこと

ここまでで、セミナーになぜ無料と有料があるのかについてお分かりいただけたかと思います。そして、もしかしたら無料でもある程度良いセミナーを聞けるのであれば、有料のは必要ないんじゃないかと思った方もいるかもしれません。

有料セミナーに出た方が良い大きな理由

まず、有料セミナーの方がどちらかと言いますと『営業要素』が少なく、純粋に学びを提供しているセミナーが多いということになるかと思います。
また、有料なだけに、著名な講師や専門的な講師、セミナー開催に特化した経験豊かな講師のもとで学べる機会が多いです。
私たちが行なっているセミナーの講師においては、セミナー経験が豊富な講師が多く、実践的な内容に加え、一方通行な教えだけでなく、参加者同士、講師と参加者とのやりとりを重視したワークを積極的に取り入れた超実践セミナーが特徴となっています。
最後に、こちらはセミナー自体ではなく、参加者の意識の方に働くものですが、参加者はお金を払うため、しっかりとその学びを活かさなければという意識が働き、ビジネスに本気で直結させる行動を生ませます。(自分への投資意識)

有料セミナーと無料セミナー。どっち?

目的に応じて使い分けるのが良いのだと思います。私たちも、無料セミナーと有料セミナーを混在して実施しています。

無料セミナーは気軽に情報収集をしたい人

有料セミナーは、実践的な学びとともに、本気で実践に活用したい人

無料セミナーは、情報収集に適しています。また無料なだけに、気軽に聞けます。ただ、私はまだ有料セミナーに参加したことが無い人は、一度でも良いので有料セミナーに出てみることをお勧めしています。
そのセミナーに置く価値に大きな違いを感じるはずです。そして、そのセミナーを活かしていこうとするモチベーションの違いを自分の心の中に見るはずです。

人は、同じような服でも、同じような時計でも、同じ機能の車でも、そのブランドやデザインで大きく捉え方が変わり、気持ちの持ちように大きな違いを生み、時には自信を、そして時には自分のパフォーマンス以上のパフォーマンスを引き出すものとなります。

言うまでもなく、みなさんは『お金をかける』という意味を既に知ってはいると思います。
このビジネスセミナーというものにも、『お金をかける』という意識が芽生えた時、あなたの人生はその時点で人の一歩先を言っているのだと思います。

何かを失った(お金を失った)と思う先にある自分への投資は、必ずそれ以上のものをあなたに返します。




私たちさっぽろ産業振興財団は、札幌市に拠点を置き、ビジネスマンの
人材育成や経営課題に少しでもお役に立てればと思い、『無料セミナー』も『有料セミナー』もどちらも開催しております。

あなたの人生を変えるかもしれないセミナー開催一覧は下記より