星苳 春 -sebuki haru- 2024年3月6日 21:13 その木が植えられてピアノになるのは百年後。朝の水はまだ冷たいけれど、掌で湛えている間だけ時間は止められる。生きていればこぼれていくものだから遠い日のことは考えられない。今朝、芽生えたから土は今日も生きている。心の形は見えないから不安になる。信じて少しだけ身を預けるようになった冬。 #詩 #言葉 #冬 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート