スパム&ジョー(3/2)
23時13分の今、次に着手する予定の制作資料を開いた。開いてデザインを観た瞬間ぶわーっと音楽が出てきたので、忘れる前に作りたいのだが... シンデレラシステムを導入しているわたくしの日記を書ききらなければならない。書き切ってからは、朝活維持が試される「魔の1時問題」が待ち受けている。「魔の1時問題」とは、1時台に眠れるかどうかで快眠度が変わってくるという、朝活界ではわりと共感性の高い(と思っている、私が勝手に考えた)定義のことだ。
つい先ほど自転車を爆走して帰宅する前は、ホイ・エルム氏と一緒に とある下請け歌詞作業を行っていた。
既存のメロディに、英語に忠実(as close as possible)に日本語をつけていく作業であったが、あまりに無理のある設定に、二人して"トラサルディ"のロゴくらいに腹が捩れた。我々はざっくり言えば互いに、グルーヴやハーモニーの中で声を使っていく奏法をとっているタイプなので、一音ずつがハッキリと発音される日本語を、文法の世界をすっ飛ばして力技で押し切れる英語のメロディに載せる不慣れな難しさに頭を抱えた(笑いすぎて、頭より腹をかかえていたが)
なんとか爆笑ののち一曲を仕上げ、もうひとつは保留のまま本日は終了。夜ご飯はエルム街のシェフがクスクスとサラダを作ってふるまってくれた。
日中は、私の第二の故郷である富士吉田から昨日のライブを観に来てくれていた友人と、ランチをした。
臨時休業のお店をふたつ経由して辿り着いたおひつ膳は、とっても美味しかった。普段食べ慣れない米食だったせいか、終始ぼんやりとした眠気に襲われていた気もする。ひとまず彼女には赤ヘル帽を託した。(グッズ配りすぎ)
夜の作業前には、キャンセル待ちだったスパムジョー(広島東洋カープ公式グッズ)が自宅に届いた。配っても配っても買うからまた配るじゃない?という話なのだが、楽器となると別だ。
しかもこれは、繰り上げ当選した分だった。早速「それいけカープ」を軽く練習して動画にし、勿論イキってSNSに投稿した。琉球の香りがしているだろうか。
音楽を作りたいのに今日は眠たすぎるので、潔く眠ることにする。明日忘れているなら、その程度のアイデアだったのであろう。「二度とこんな素晴らしい◯◯は生まれないかも/出会えないかも」みたいな気持ちになったら「人は自分が思いたいように考える生き物だ」と一呼吸入れるようにしている。恐怖心や執着心から がめつく手元に沢山のものを置いておくと、表層的な安心感ばかりに不安を増幅させていくようなものだなと思う。ただ、そういう、脳と心、理屈と矛盾の小競り合いみたいなものは、できる限りコメディとして楽しんでいきたい性質のひとつだ。
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