![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62100295/rectangle_large_type_2_cb9b7ad68ebdf95645720507fe0276cf.jpg?width=1200)
おとぎの国への扉を開くアート♪
☆本日のアート☆
こんにちは(^ ^)
本日のアートは、漫画『DOLL〜ドール〜』(惣領冬実)です。
この物語はバレエダンサーが主人公なのですが、最初のところで、こんな引用がされています。
「舞踊は、すべての人々のものです。踊りは、おとぎの国の扉を開いてくれるでしょう」(セルジュ・リファール)
この謎解きは最後にして、どういう物語かを少し説明すると、漫画の「前編」では、「Doll」というミュージカル公演に向けての練習の様子が描かれます。そのミュージカルは、都会で暮らす孤独な青年と、生命の宿った人形のユーモラスで物悲しいラブロマンス。人形と青年の恋。
その青年役を踊るのが、アリューシャという男性ダンサーなのですが、彼はクラシックバレエの世界では、10代でいくつもの賞をとった、文字通りの「天才」です。そんな彼がミュージカルに出演することに批判的な人もいて、そのことについて、彼はこんな言葉を投げかけます。
「ねえ、自分が自由だって感じるのはどんなときだと思う?」
「何かを選ぶときだよ」
クラシックバレエの世界で「王子」しか踊らせてもらえなかった彼が、ミュージカルで、人形に恋する青年を踊る。そういう自由への選択をしたということなんですね。その選択は成功に終わるのですが、最後の締めくくりはこんな風になっています。
♪ この物語はハッピーエンドにはならない。
人形は短い時間しか生きられず、やがて別れがやってくる。
人形はガラクタへと変わるけど、でも最高の愛を青年へと残していく。
たかがダンス。ただ踊るだけ。後には何も残らない。
他人より少し足が上がる。高く飛べる。ただそれだけ。
でも、あたしたちは夢を作る。ほんの数時間の夢。
人形が青年に恋をしたように ♪
冒頭で引用した言葉は、こんな風にして、「踊りが、私たちを、おとぎの国へと連れて行ってくれる」ということを言っているのでしょう。これは、踊りに限らず、芸術一般に言える気がします。
アートは、人を、自分の知らない異世界に連れて行ってくれる。
私も、いつか、そんな、おとぎの国への扉を開くライブができたらいいなと思います(^ ^)
♡Have a great Sunday♡
『DOLL〜ドール〜』@アマゾン
いいなと思ったら応援しよう!
![水月むつみ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100468580/profile_b5c15e38d6c073a19d595005c69203a7.jpg?width=600&crop=1:1,smart)