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初めての一人旅-①

お米は2024年のGWに一人旅デビューしました。いつも一人でどこか行くといった発想がないお米なのです。コンサートのチケット、展覧会のチケット、映画館のチケットなどもいつも2枚で買ってしまいます。同行者との予定の調整もせずに取ってしまいます。同行者が見つからないという、最悪のパターンに陥ってしまったら、家族の誰かを連れて行ったりします。そんな

お米が初めて一人で、過ごすのです。しかも海外なのです。

さあどうなるのでしょうか

一人旅は若いうちに一回にともいわれている。だが今が一番若い時だ。
ならば今年のGWがチャンスじゃんね。そのチャンスをなぜか逃したくないと強く思うも、円安の情勢、しかも世界中の多くは物価高騰の傾向。下手にすれば国内旅行より数倍のコストがかかる、金銭問題によってが制約あるかもしれない。制約だらけの旅はつまらないと思っている私は、迷いに迷って、どんなに退屈になろうとも一人でも絶対に乗り切れる場所があるかどうか次第になるんだ。しばらくはGoogleマップと睨めっこしていた時期があった。最終候補が2箇所ほど絞れた時にかなり悩んだ。
その場所は、オーストラリアのパース、タイのバンコクの2つだった。

「どちらがより穏やかに過ごせるか」どうかで選んでみたのだ。

タイのバンコクは結構行きたい街の一つでもあった。刺激的で、のんびりできそうだし、ご飯はどうだろうといった感じだった。オーストラリアのパースは、これといった観光地は、2つ3つくらいしかない田舎の都市。私は刺激を求め、そして自由を求め生きてきたと過言ではないだろう。この流れでいくと、刺激を求めにバンコクへ行くのが妥当だと思っていた。あそこは隣に誰かがいないと面白くもないかもしれない。ただの面白さをより面白くするためにいつメンの彼女らと行った方がずっと楽しくなるだろうなと浮かんだ瞬間、パース行きを決定されたようなものだった。

とりあえず、パースの航空券とアクセス抜群の立地にあるホテルを取る。
それだけでもう確実に行ける状態を作り、会社にはGWは国外逃亡宣伝し、連絡は一切取れない状況を作った。これが案外と一番重要なミッションだった。

なんだか、1人でご飯食べるの寂しいなと思い、ネットで現地ガイドを依頼できるサイトで、一緒にご飯食べてくれる人と、1日ドライブをしてくれる方をお願いしたのです。ご飯とバーを一緒に同行してもらう方は年の近い30代の方をお願いしました。ドライブしてくださる方は50代、住んで長い方をお願いしてみた。そのお二人のおかげで、私の旅は完璧に仕上げられた。いなかったら多分、何も知らないまま、何も見ないまま帰国してしまったのかもしれない。

クアッカワラビーと会いに行くためにロットネスト島へ行く他、何も予定を立てずに飛び立つ。その方がずっと面白いだろう。地図だけはかなり読み込んだ。それは、単なる好奇心からだった。

この旅を経て、より穏やかになったかな。ただただ穏やかに過ごすのも結構素敵なものだとも知った。何も考えずに、静かに波を眺め、空を眺めてふと思いついたことをただただ書くのも良い。私は、「つくる」「生み出す」こと自体が好きなんだなと今更強く思った。パースは時の流れの一つ一つが粒のように感じられる街だった。自然と欲がなくなり、何事も必要最低限に、そして自然が身近でいつでも洗い出せる場所だった。より東京から、より仕事自体から遠さげたくなった。粒ではなく、塊のような流れをずんと流れるのはもったいない。
少しずつ手放そうと思う。できれば痛みを感じないままに。

出発当日、一人で乗り込む飛行機はかなりわくわくしていた。
要素としては一人であること、そして深夜便であることが最大だった。多くの人が眠っているであろうな時間に遠くへ飛び立つ、早朝、昼間に発つ飛行機とはまた違う感覚を存分に味わう。

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