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なぜ会社員を辞めて、海外の大学院に進学したのか
こんにちは。うにんぼ です。
私の記事を発見していただきありがとうございます!
今回は、在籍している修士課程もほぼ折り返しということで(年も明けたので)、今一度自戒の意味も込めて、
「なぜ会社員を辞めて、海外の大学院に進学したのか」
について書かせていただきたいと思います。
背景
私は新卒から約2年半在籍した会社を退職し、2024年9月からオランダの大学院(修士課程)で経済学を学んでいます。
専攻は国際経済学で、主に貿易や開発に関心を持っています。
私のプログラムは1年間のプログラムで、5つのブロック(各約2か月)に分かれています。
ざっくり説明すると、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第1-2ブロック:レクチャー(インプット中心)
第3-4ブロック:セミナー(アウトプット中心)
第5ブロック:修士論文
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
という構成になっています。
2025年1月現在、第1-2ブロックを終え、これから第3ブロックに突入するという局面を迎えています。
(今、自分で「2025年1月」と打った際に、時の流れの早さを感じ震えあがっています。何ならめまいがしたような。。。)
なぜ会社員を辞めて、海外の大学院に留学したのか。
さて、本題です。
理由は大きく分けて2つあります。
① 興味のあることを学び、専門性を身につけたかったから。
「そりゃそうだろ!」と遠くから聞こえてきた気がしましたが、続けます。
私はもともと、大学を卒業した直後に海外大学院への進学を希望していました。学士課程では商学部に所属していましたが、当時格差貧困問題にも関心があり、スウェーデンへの交換留学をきっかけに開発経済学という学問を学びたいと考えるようになったためです。
しかし、その道は断念せざるを得ませんでした。
なぜなら時を同じくして新型コロナウイルスの世界的大流行が始まったためです。当時は流行が始まった直後で、この先世界がどうなるか誰にも予測ができないという状況でした。
もし海外大学院進学を決めても渡航ができない可能性もあるというフェーズで、その不確実性を取ってまで決断することはできませんでした。
その後私は「パンデミックは不可抗力だから仕方がない」と気持ちを切り替え、就職活動に励み、幸いにもここで働きたいと思える企業から無事に内定をいただくことができました。入社後は、希望の部署(輸出入業務)にも配属していただき、上司や先輩方にも恵まれ、たくさんのことを学びました。
しかし、働くうちに「やはりちゃんと勉強したい」という気持ちが再燃していました。
特に、パンデミックやロシアウクライナ戦争下でグローバルサプライチェーンが混乱する中、輸出入業務に従事したことで、貿易の重要性を再認識したことも私の勉強意欲を掻き立てた一因でした。
そこで一念発起し、貿易や開発について経済学的視点から学べる今のプログラムに進学を決意したという次第です。
(話は逸れますが、働いていた会社・部署はとても良い環境でした。
入社以来周囲の方々にたくさん支えていただいていたため、何も恩返しができないまま2年半という短い期間で辞めてよいものかととても悩みました。
しかし、最終的には「今大学院へ行かなかったら、将来絶対に後悔するだろうな」と思い、退職と進学を決断しました。
私の考えに理解を示し、温かく送り出してくださった当時の上司や先輩方にはとても感謝しています。)
②国際機関への漠然とした憧れ
憧れという表現が正しいかは分かりませんが、私は国際機関で活躍することを将来の選択肢の一つにしたいと考えています。
私は将来、自分の専門知識や経験を活かして、「今、世の中に本当に必要とされていること」を通じて世界をより豊かにしたいです。
(この考えは私が大切にしているある価値観に基づくものです。今後より詳しくお話しするかもしれません。)
その目標を実現できる場所の一つが国際機関だと考えています。
ご存知の方も多いかもしれませんが、国際機関に入るためには修士号以上の学位が必要不可欠です。
そのため、将来について考え始めた高校生くらいの時からぼんやりと国際機関で活躍したいと考えていた私にとって、修士課程への進学はいわば人生におけるマイルストーンのような位置づけでした。
今後、私がどのような人生を歩むかはまだ分かりません。(まずは無事に卒業しなければ!)
しかし、専門性を武器に世界をより豊かにしたいと考える私にとって、修士課程(特に海外大学院)への進学は専門性を磨き、将来の選択肢を増やすために通らなければならない道だと考えています。
おわりに
所々脱線してしまいましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
私にとって海外大学院への進学は、「学びたいことをただただ学びたい」という自己満足的な動機による部分が大きいですが、将来的には今学んでいることを多少なりとも社会に還元できればと考えています。
ここまで苦労に苦労を重ねている毎日ですが、進学を決意した際の気持ちを忘れず、目標に向かって引き続き頑張りたいと思います。
さあ、今日のご飯は何にしようか。
みなさんも良い一日をお過ごしください。
11.Jan.25
Rotterdam
うにんぼ