<撮影記>モミジとカエデ
紅葉とは、カエデとは
紅葉とは、秋になると紅葉するもの、
色づくものの総称だと思っていました。
したがってカエデ以外の樹木もあるということ。
楓という樹木を、モミジという人と、カエデと呼ぶ人がいる
まあ単なる呼び方の違いにすぎないのですが、
ただ新緑の頃に<もみじ>と聞くと違和感を感じます、
秋になると<モミジ>の発音は普通になるのですが、
まあ色々調べてみることに、、、
定義とは
園芸用語なの
植物学上はなんの問題もない、どちらも「カエデ」
で、園芸上でのちがいですか、楓を売るのか、紅葉を売るのか
葉の切れ込みの浅いカエデ、深いモミジをわけているのは
それだけ園芸品種が増えたということでしょうか。
桜紅葉
もみじの種類
イロハモミジ(3から9裂)
イロハモミジだけなぜか、よく名札がついています。彩りよく、錦色にもなっていたりで、どちらかといえば小粒の葉。
ヤマモミジ
イロハモミジの変種で、カエデ属の落葉高木。
種類は100を超える。
イロハモミジとの見極めはプロでも難しいらしいが、葉の大きさがイロハよりは大きめであるということ
オオモミジ
イロハモミジからの自然発生種。葉がイロハより明確に大きいということ
別名としてヒロハモミジ(広葉モミジ)という名がある。
葉の特徴にふちどりのギザギザが同型で並ぶ「単鋸歯」と呼ばれるタイプ
イロハは、大きなギザギザの並び中に、さらに細かなギザギザのある「重鋸歯」タイプということ。その区別は100%ではない。
紅葉色、赤い色、オレンジ、黄色
要約すると、
光合成<クロロフィル>が盛んな時は、緑色が多めで、
元々ある黄色い<カロチノイド>が目立たない状態になり、秋に
光合成が弱くなり緑色が薄くなると、
イチョウのように元の黄色が目立つことになるが、
カエデは同時に<アントシアニン>を生成して赤色が目立ち、
その差により、それが黄葉や紅葉となる
個体差や、病害虫の影響できれいに色がだせない紅葉もあるでしょうか
写真としては、赤赤だと撮影時の露出が厳しいです、いつも段階露出です
アントシアニン
この紅葉色の元というべき、人間にとっても有用なアントシアニン(R)という物質、色素ですが紫陽花とおなじく他の物質の影響(結合)を受けます
これもアントシアニン(南天の赤い実)
環境、土壌、個体差により、色づきも変わる、必ず赤くなるわけではない。
手向山八幡宮前の紅葉はいつも黄色く色づく樹木があります。
なにかの理由でアントシアニン(赤)を生成できないのでしょう。
カロチノイド
カロテノイドは植物が光合成をする際に必要な化合物なので、全ての植物の葉や茎に含まれています
錦の里と呼ばれる正暦寺には黄色く色づく紅葉が結構あります
イチョウと同じく黄色い紅葉も鮮やかで綺麗ですね。
若草山入口付近でグラデーションに色づく紅葉、これがいつも綺麗です
紅葉の色は=赤、=紅でもなくあくまでも<紅葉色>、この色です
和色、伝統色としての紅葉色(もみじいろ)は、晩秋の赤く色づく楓(カエデ)のような鮮やかな赤色のこと。
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