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Art:「ともにいきるからだ」-Tomo ni Ikiru Karada (The Symbiotic Body)-

SEASiONにいらっしゃったら是非ご覧頂きたいのが2階のホテルフロアのアートです。

オーナーがメキシコで出会って惚れ込んだアーティストYupicAとサウンドアーティストChimi Joによる、「ともにいきるからだ」というインスタレーションアートです。

映像が投影されている部分をよく見ると・・・

小豆島で収穫されたお米をレジンで固めたプレートでできているんです。お米を平らに、かつ隙間なく敷き詰めるのが意外と難しくて、SEASiONスタッフもやらせて頂いたのですが、かなり時間がかかってしまいました。素早く美しく仕上げていくYupicAチームの皆さんの手つきは見事でした!

なぜ今回お米を使用したのか、ご本人に聞いてみました。

日本人として日本で生まれ育ったYupicAにとって、米は自分自身を作ってきた食べ物でありとても近い存在でした。米粒の形はよく見ると一つ一つ違うけれど、集まることでおにぎりやお餅、さらに日本酒や化粧品といった色々な姿に変化してさらなる力を発揮する。そんな米に強い魅力を感じて、メキシコでも米を題材とした様々なアートを発表してきたそうです。

今回YupicA率いるメキシコチームは、2023年8月より3ヶ月間、実際に小豆島の古民家で生活をしながら、日本の棚田百景にも選ばれた中山千枚田で収穫された米でアートインスタレーションを制作しました。

プレートを乾燥させるためのガラスを地元の業者さんに譲って頂いたり、多くの地元の方にサポート頂きながら、日々たくさんのインスピレーションを得て完成に至りました。


社交的なYupicAチームはあっという間に島に溶け込み、お祭りや農作業など島でのリアルな暮らしを体験することで、島の人たちが「小豆島」という一つのコミュニティの中で、つながりながら生きていることを実感したそうです。

投影されている映像は、そんな滞在中に撮り溜めてた島の景色。
空や海、田んぼ、お祭りの様子など、YupicAが切り取った小豆島の魅力が詰まっています。

お披露目会には、お世話になった地元の皆さんがいらしてくださいました。

キャンバスはここだけに止まりません。

夜にはSEASiONの外壁、そしてガーデンにも、小豆島の風景が広がります。

さらに、room 1にご宿泊のお客様は、客室内でもアートをお楽しみ頂けます。


時間によって、そして見る場所、人によって無限大に変化するインスタレーションを、ぜひお楽しみください。


※カフェレストランのみご利用のお客様も、2階のアートはご覧頂くことができます。
※屋外のインスタレーション実施日は別途お問い合わせください。

Title: Tomo ni Ikiru Karada
Artist: YupicA
Music: Chimi Jo
Year: 2023
Duration: 36min.
Medium: Rice, crystal resin, fluorocarbon leader, video projectors and audio system


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