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太らせるためにはどうすればいいのか

ペット食育協会®︎上級指導士のobabaこと安藤愛です。


タイトルを見て、え?痩せさせるためにはじゃなくて?と思った方も多いかと思いますが、意外と講座でご相談が多いのが「どうやったら太らせられるのか?」です。


まず、この問題を考えるために知っておかないといけない<痩せる太るの大原則>があります。

それは、
1)摂取カロリー
2)消費カロリー
このバランスで痩せる太るが決まるということ。


まず、太るのはなぜか?

それは「消費カロリーより、摂取カロリーの方が高いから」です。

いっぱい食べているから太るのではなく、食べる量が少なくても、消費カロリーよりも高いカロリーのモノを食べ続ければ、太ります。

次に、痩せるのはなぜか?

それは「摂取カロリーより、消費カロリーの方が高いから」です。

いっぱい食べていても、消費カロリーの方が高ければいくら食べても太りません。

なので、もし太らせたいのであれば、「量」ばかり考えるのではなく、「カロリー」も考えていかないと太れません。

要するに、
・ささみとか胸肉ばかりを食べるのではなく、豚バラ肉を与える
・おじやばかりではなく、バターで炒めたお肉や卵を与える

糖質とタンパク質よりも倍程度のカロリーがある「脂質」をうまく活用する必要があります。


が!!!

忘れてはいけないのは、なぜ摂取カロリーより消費カロリーの方が高くなるのか?です。

毎日アジリティーで運動しまくってます!ということであればわかるのですが、普通に1時間程度のお散歩をしているだけなのに太れない、要するに「常に消費カロリーが高い状態」のであれば、身体の中で「何か」を頑張っている可能性があります。

「何か」はその子その子で違うでしょうから「これ!」というものはない。

けれども、食べたものは消化されて血液に乗って各細胞に届けられて、その細胞で「まずエネルギーを作るために使われる」ことを考えると、身体のどこかの細胞たちが不調を自分でなんとか治そうとしているのかも?とも考えられます。

なので、もし、高カロリーのごはんを与え続けているのに太らないのであれば、その考え方も採用して、一度きちんと身体を調べるのも手かと思います。


これは私が実際に経験したことですが、東京にいた時、ブランはシュッとした痩せ型でした。洋服も、ローズがDM(ダックスMサイズ)だとすると、ブランはずっとDS(ダックスS)でした。

けれども、東京から鎌倉に行って少ししたら、モコモコムチムチのタヌキみたいになった!(笑)

ごはんは何も変えていません。
鎌倉に行って、身体がそこまで頑張らなくていい状態になったのだと思います。


しかーし。
鎌倉から東京に戻って1年暮らしたら、またまたガリガリになりました。しかも、毛が抜けまくり、皮膚の炎症がひどくなって…

その後、山中湖に移ってきたら、3ヶ月で元のタヌキに戻りました(笑)

これをどう考えるか?です。


そして、リーフさんですが、ずーーーっとつい最近まで痩せ型。
どんなに食べても太らない。

でも、昨秋から徐々に元気がなくなり、今年に入ってすぐに目が見えなくなったので、一念発起して毎週プラズマに通ったところ、太ってきました。

元気になったのもそうですが、きちんと肉がついてきた。
今までリーフだけはずっとDSサイズだったのに、最近、DMサイズがちょうど良くなってきました。
10歳にして大きくなった!!

その代わり、15歳になったローズが程よく華奢な女子になってきました。
なので、DSの洋服はローズが、ローズが着ていたDMの洋服はリーフが着るようになりました。

これも、食事の量もカロリーも特に変えてない中で起こった現象。
あえていうと、一家が若い時のように肉肉しいごはんは減少傾向です。年齢なりに程よく満足するごはんに移行しています。

なのに、リーフは太った。

これも、それをどう考えるか?です。


お病気をお持ちのわんちゃんで、どんどん痩せていくという子であれば、身体の中はすっごく頑張っているかと思いますので、そうそう太りすぎることはないかと思います。

具合が悪い時にたくさん食べるのも大変ですから、「カロリーを高くする」という考え方をぜひ頭の片隅に置いてみてください。

フードでも、手作りでも、考え方は一緒。

「いっぱい食べる」だけが方法ではない。
それを知っておくだけでも選択肢が広がります!


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