コロコロムッタ発動中 #日記
2024/12/12
早朝の5時過ぎ。昨日は大学に一日籠って実験レポートを進めていた。バイトも予定もない日は貴重。帰って寝ようとしていたところ、友人に引き留められて一緒にレポートを進めることになった。
いやはや、持つべき友は勤勉な友だ。いつも締切目前にならないと取り掛からないレポートが、実験当日に6割方終わらせることができた。偉い。
しかし夜遅くまで大学にいると帰って自炊する気も起きず、コンビニ弁当と缶詰で遅めの夕食を済ませる。
最近は寒すぎて外に出るのも億劫。だから夜中にジムに行く習慣がだんだんと崩れてしまって、最近あまり行けてない。少しはマシになった贅肉が、最近またつき始めてしまった感じがする。
バイトのやる気が喪失しているときに追撃する形でバイト先の先輩にご指摘を頂いたものだから、もはや僕の中には素直にやる気を再帰させるエネルギーは残っていなくて、ただただ虚無感が続いている。
僕は昔からやめられない性格で、習い事も人間関係も勉強もバイトも、やめたくてもやめられないまま続いていることは多い。途中から楽しくなって自主的に続けてることもいくつかあるのだけど、そればっかりではない。
先のことを何も考えたくないとき、いつの間にかとにかく本を読むようになった。宇宙兄弟のムッタが悩んでいるときにやる『コロコロムッタ』状態は、僕の場合はひたすら本を読むことに該当する。
『コロコロムッタ』状態が発動すると、とにかく積読をひたすら消化するようになる。これは当分読まないだろうなー、と本棚の片隅に追いやられていた本を突然引っ張り出し、その他すべての雑事を放り投げて活字を追い続ける。
家に籠ってひたすら本を読む。はたから見れば暇人に見えるだろうし、暇人がバイトや大学のことで色々と思い悩むことがあるなんて思いもしないから、誰からも気に掛けられることはない。苦悩は、多忙なひとの特権だから。
でもそれでいい。赤の他人に安い言葉を掛けられるくらいなら、関わらないでほしいと思うのが僕みたいな人間の思考回路である。誰にも干渉せず、誰にも干渉されず、ひたすら活字を追いかけている時間が案外精神的には充実していると思える。
朝井リョウの新作『生殖記』を読んだ。僕は異性愛者なので、物語の中では忌み嫌われている存在なんだけど、主人公とその生殖器(この設定については是非本を読んでみてほしい)の思考回路は、割と通じるところがあると思った。
生活に変化は求めない、社会と人が発展・成長のために行動し続ける世の中に違和感を覚えて、でもそれに関して何か異議を唱えるわけでもなく、静かに平和に暮らせればいいな、と願う。今の若い世代には割と多い気もするけど。それを現実逃避だと社会は言う。
炊飯器に米をセットしている間に近況を書く自分偉い。二度寝しないで起きた自分偉い。バイトで僕を困らせる人は皆クソ。本は心のプロテイン。