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恋愛小説を読むことについて #日記

2024/11/12

物音ひとつ聞こえない午前3時。ときどき聞こえるのは空腹で唸る僕の腹の音くらいだ。

ここ数日間、体調を崩してしまっている。きっかけは最近の急な極寒の中で頑なに暖房を付けなかったことだ。でもだいぶ風邪をこじらせてしまっている。

こういうときは、だいたい沢山のひとと話す機会があるときだ。ここ最近、バイト先の友人たちと遊びに行くことや、家族や地元の友人たちの用事が入ることが続いていた。そんな中でもバイトはコンスタントにあるし、大学の課題や試験も当然僕に合わせて動いてくれるわけではない。

“マストではないけどやらなきゃいけないこと”を忘れたふりして遊んだ後、わずかな時間で必要最低限のことだけ処理してゆく。そんな生活になってしまっている。

これは、予定を入れまくる僕の落ち度でしかないのだが、これでも僕から積極的に入れる予定はほとんどない。受け身でも予定が埋まるのはある意味周りに恵まれているのだろうし、感謝しなければいけないのだろう。感謝。


今日は大学が朝から晩まであって、それなのに昨夜夜更かしして小説を読んでいたから寝不足で一日を過ごしてしまった。

それでも何とかまともな飯を食べたかったので、大学終わりにスーパーに行って食材を少しだけ買って、一汁一菜を作った。お湯少なめで、ジャガイモと豆腐が沢山入った味噌汁が一番うまい。3食分作った味噌汁も、おいしくて食べきってしまった。

休憩がてら横になったら寝てしまい、深夜に起きて今に至るという訳だ。ジムも行けてないし、ピアノもギターも弾いてない、。読書もできていないし、コーヒーも淹れてないし、風呂も入ってないし、大学の勉強も進められてないし、院試の勉強もできてない。

できてないことだらけだ。先日空手の祝賀会で顔を合わせた旧友たちの前では、いかにも立派になりましたと言わんばかりの表情をしていたのに、実際はこの様だ。


あまりにもネガティブな文章になってしまったので、何かポジティブなことを書きたい。

そうだ、先日読んだ恋愛小説は良かった。『僕たちはみんな大人になれなかった』(著:燃え殻)という本だ。妹に教えてもらって初めて知ったけど、どうやら世間ではかなり有名らしい。

恋愛小説ってのは、疑似恋愛できるから好きだ。彼女が新しい男を見つけて去ってゆくことも、僕に詐欺やハニトラを仕掛けてくる女もいない。恋愛感情という、まだ一応持っておきたい感情を定期的に思い出させてくれる。それもノーリスクでだ。

平和で継続的な恋愛を望むけれど、本能的にリスクのある恋愛をしてみたいという側面は誰にでもあると思う。それをリアルで補完すると、どこかの議員さんみたいに不倫して炎上するわけだ。

恋愛小説は、そんなリスクのある恋愛衝動を補完してくれる。そして、そんなリスクのある恋愛が小説内でしっかり打ち破れることで、僕らをまた正気に戻してくれるのだ。

結局ネガティブなことしか言ってない気がする。でも、noteにポジティブを振りまいている人にはなりたくないから、ある意味これは自己肯定なのかもしれない。




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