子どもとカブトムシ
こんにちは。がく です。
3歳の長女と1歳の長男の子育てをしながら、過ごしている専業主夫です。
今年の夏、我が家にはカブトムシのペアが二組いました。
私自身、生き物がとても好きだったので、何か生き物を買いたいなぁと漠然と思っていましたが、虫を高いお金で買うのには抵抗があり、かといって捕まえに行く時間もなくもんもんと過ごしていました。
そんなある朝、玄関を開けて長男と散歩に行こうとすると、大きな虫が玄関の前で動いていました。なんと、よく見るとカブトムシのメスが1匹マンションの排水溝にいたのです。
早速捕まえて、虫かごに入れて長男と観察しました。カブトムシを初めて見る長男は、その動きと大きさにびっくりし、大声を上げて泣き叫んでいました。もちろん、触るなんてもってのほか。
近づけるだけで、逃げていきます。笑
っち3歳の長女は、大声を上げませんがやはり触る事はせず、傍でつついたり、私につかませたりしていました。
そんなカブトムシとの生活は、毎日の朝の観察から始まります。
子供は2人とも、起きるなり「かぶちゃん」と言ってカブトムシの虫かごを開けます。
もちろんサワレナイので、私を連れてきて私をロボットのように操作しながら、いろいろ観察するのです。
本当に毎日そういった日々が続くので、子供にとって動物は、興味をそそられる対象なのだと再確認しました。
それから約1ヵ月が過ぎ、毎日のカブトムシの観察も飽きることなく続いていました。その頃には、2人ともカブトムシを触れるようになり、虫かごから出しては、つかんで離してを繰り返し、カブトムシの立場からするとなんとも辛い状況だったのではないかと思います。
ちなみに子供がカブトムシを触れるようになったのは、たまたま自分でを使って触っていた時に、誤ってカブトムシが自分の服にくっついてしまったことがきっかけです。
お姉ちゃんは、くっついて大声で泣き叫び私が撮ったのですが、その経験から、くっついても何ら問題ないことを学び。
徐々につかめるようになりました。
姉がつかめるようになると、弟もなんだかできそうな気がしたのか、積極的に触ろうとするようになり、いつの間にかつかめるようになっていました。
姉妹の学びは、このように深まっていくのだと学習しました。
そんなこんなで、2ヶ月目になるとカブトムシが1匹なくなりました。動かなくなり、ひっくり返って虫かごの中にいました。
長男は、いつものようにカブトムシを出して一緒に遊ぼうとしましたが、動かないカブトムシに飽きたのか、すぐに別のカブトムシを触りました。
やはり、動いている動物に人は魅力を感じるのだなと思いました。
お姉ちゃんはもう少しよくわかっていて、「死んじゃったのかなあ」とつぶやいていました。
そこで私たちは、カブトムシにお礼を言って丁寧に布で包み、燃えるゴミに捨てました。
生き物は、燃えるゴミで処分するのか正しい方法なのです。そういったことを学ぶ機会にもなりました。
この夏、4匹のカブトムシを通して子供2人はたくさんのことを学ばせてもらったと思います。
動物から学ぶ事はたくさんある。
それは自分以外の生き物を知ること
命を知ること
命を終えること
大人の私からすると、そういうことなのですが、きっと子供たちはもっともっとたくさんのことを自分なりに感じていたように思います。
子供にとって動物は、共に地球で暮らす仲間であり、家族でもあり、大切にするものなんだと触れて、見て、時間を共有することで学べたのだと思います。
これからも我が家では、いろいろな動物と関われるような機会をたくさん作りたいと思います。
ちなみに、1匹は家の前で捕ま笑ましたが。
残りの3匹は、ジモティと言うアプリで出品している人がおり、破格の値段でお譲りいただきました。
そういった掲示板を利用して、動物と触れ合うのも良いのかもしれません。