
【ボウケンジャー】第44話~最終話+劇場版
Task.44「仙人の温泉」
ボウケン44話見た 半年見てきて今更気付いたのだが、ヤイバ様のお姿ってスーツにネクタイだったのか……つまりシズカもJKではなくOLくの一……?/ゲッコウ様の過去が明らかになる回。千人峡の塚を目指したのは、自分の肉体が滅びるのを防ぐためでもあるが、世界の破壊を防ぎたい思いもあった様子。
— 望戸 (@seamoon15) August 20, 2022
ゲッコウ様とシズカ、ヤイバのおかげで相対的に憎めない感じの立ち位置である。蒼太との関係性もあるし。
ボウケンジャー御一行様は晴れ着スタート。映士のちょろんとくくられた髪の毛が最高/菜月に届いた温泉宿泊券はヤイバの罠だが、わざわざ札と同じ墨を使って正体がバレるように仕向けたのも、確実にボウケンジャー全員をおびき出すための仕込みか。細部まで徹底していらっしゃる。
— 望戸 (@seamoon15) August 20, 2022
Task.45「最凶の邪悪竜」
ボウケン45話見た 開始1分で情報量が多すぎるんよ……真墨は気まぐれ自炊マンなのね……しかもその後ちゃんとお部屋の中まで映していただいてありがとうございます 貴重なプライベート映像です 日記の字が案外綺麗で意外だし中身を読むとなかなか素直で興味深い パソコン勉強する気だったのか
— 望戸 (@seamoon15) August 27, 2022
真墨の私生活に迫る貴重なショットヤッター! 日記の中身、思わずスクショなんてとってしまった。小道具の文字、ついつい読んでしまいがち。
でもその日記(しっかりハードカバーで真新しい、サージェスに入った時買ったのかしら)を部屋の隅に失くしたまま存在すら忘れていたのが真墨らしく、また日記に気持ちを吐露しなくてもよいほど腹を割って話せる仲間に恵まれたのかと思うととても感慨深いものがある。だから他のページも見せてみ???
— 望戸 (@seamoon15) August 27, 2022
真墨と日記、という取り合わせはどうにも異色に思える。ただ、結構しっかりお気持ち長文を書き連ねているから、もともと書くことは苦でないタイプなのかも。それにしても日記があったことすらすっかり忘れているというのは、よほど毎日が濃く充実していた(そしておそらく疲れて寝落ちしていた)のだろうなあ。
ズバーンちゃんも活躍していてとても偉い。必殺技名が叫べないのが残念ねと思ったが、もしかして技名「ズバズバズバズバズバーン」でよろしい?/突如出現したプレシャス「闇の三ツ首竜」は真墨と共鳴。ヤイバはすべて想定したうえで静観しているようだがまだ真墨の事諦めていなかったのか……
— 望戸 (@seamoon15) August 27, 2022
ほっこりしたと思ったらこれだよ! 持ち上げてから落とすこの高低差。
昔の日記を読み返したことで、うっかりぎらついていた初心に触れてしまったのも遠因か。集団に順応していくことでハングリー精神は確かに薄れてしまうものな。
Task.46「目覚めた闇」
ボウケン46話見た 真墨VSヤイバのデュアルクラッシャー三段撃ちがハチャメチャにかっこよすぎて繰り返し見てしまう ヤイバの腹にゼロ距離のドリルを食らわせ吹き飛ばした後、吹き飛ばされるヤイバに追いついてさらにドリルを一撃、ダメ押しで反動バク中しながら砲撃! 最後はハンマー連打連打!
— 望戸 (@seamoon15) August 27, 2022
闇の力に誘われかけた真墨だが、己の内に確かに蓄積された光の力に気づき、ヤイバの手を振り払うことに成功。だが自分のせいで傷つき倒れた仲間たちの姿が真墨の心中に新たな闇を生む。大切な菜月を託していくくらい仲間を信頼しているが、自分がその光の中に居ることを、自分自身で許せないのだろう。
— 望戸 (@seamoon15) August 27, 2022
相手が大事だからこそ、傍にいられないと思ってしまうときもあるのだ。もともと一人で生きてきた真墨にとって、再び一人に戻ることはそう難しくもない選択肢だ。
Task.47「絶望の函」
ボウケン47話見た 見かけのせいですっかり忘れそうになるのだが、リュウオーンが元は人であり、冒険者であることは作中で散々語られてきた(確かにガワも赤いジャケットに白いパンツのデザインでかっこいい)。元人間・現竜王である彼を、しかしガジャはあくまでも人間扱いするのである。
— 望戸 (@seamoon15) September 3, 2022
「お前の肉体はもう終わりだ。人間の限界なのだ」。先にゴードムエンジンを体内に組み込み、人間をやめているからこその台詞か/そして明石は別の理由=リュウオーンが夢を抱いていることから、彼を人間の冒険者であり、さらには自らの闇であるとみなす。逃げるため手を差し伸べる姿は克己の現れだ
— 望戸 (@seamoon15) September 3, 2022
ネガティブシンジゲートは怪人を使役するものの、その三大頂はいずれもかつて人間であったのが興味深い点である。人間だった時のロジックで物事を考えるから、相対するこちらとしても「意味が分からない」と突き放すことが出来ない。まだ見ぬ技術への好奇心、黒歴史を抹消したいと思う気持ち、世界を守ろうとし、仲間を信じようとする願い……。
対照的にクエスターはアシュの出の者であり、こちらはこちらで独自の考え方を持っている。ただ、映士の両親のような例もあるので、人間とアシュが分かり合うことも不可能ではないのであろう。
Task.48「恐怖なる大神官」
ボウケン48話見た 傷ついた冒険者の帰るところ。元自衛官のさくらが一番に詰所に帰り着くのはとても理にかなっているようだが、身に染みついた習性というだけではなく、生家を捨てた彼女にとってあの場所こそが「家」なのだろうなと思う。自室に戻らずミーティングルームで夜を明かしていたし。
— 望戸 (@seamoon15) September 3, 2022
映士は荒れ果てた高丘家へ息も絶え絶えたどり着く。彼の帰属意識はあくまでも「家」、高丘家の嫡男であることが第一義であり、冒険は新たに加わった要素である。廃墟のような家で亡き母に労われ、しかし映士は手持ちのパプリカを齧って冒険へと出かけていく。死の停滞からみずみずしい生への転換。
— 望戸 (@seamoon15) September 3, 2022
蒼太はサージェスの人命を顧みないリスクヘッジに憤りながらも、自らの命は軽んじて特攻しようと試みる。彼を正気に戻すのは腐れ縁の感すらあるシズカだ。ヤイバから離れた今、シズカもゲッコウもどこか身軽に見える。OP映像もさし変わっていたが、ダークシャドウ、本質的には結構愉快な組織なのでは。
— 望戸 (@seamoon15) September 3, 2022
ボウケンジャーとして特濃の日々を過ごしていても、身についた生き方はなかなか変えられないものだ。しかし、最後に目指すプレシャスが同じならば、それぞれの立ち位置からでも同じ方向を向くことが出来る。
Last Task「果て無き冒険魂」
ボウケン49話見た VSガジャドム、最終決戦! 動力源であるプレシャスを敵に奪われてしまう問題の解決策として、そもそも物質のプレシャスを積まないという選択肢。未来へと向かうひとの思いが込められたものがプレシャスなら、果て無き冒険スピリッツを胸に燃やす自分たち自身もそれたり得ると。
— 望戸 (@seamoon15) September 10, 2022
パラレルエンジンはあくまでも動力変換機関にすぎないのだから、燃料としてつっこむものはモノであってもヒトであってもOK。ただ最終リミッターを解除しないとヒト由来のエネルギーは使えないようなので、やはりそれなりの代償は伴うか。
— 望戸 (@seamoon15) September 10, 2022
あるいは一年間の冒険を経て、各員の思いや希望、夢が、パラレルエンジンを動かすほどの強度へやっと成長したのかもしれない。ひとびとの夢や可能性から生み出されたプレシャスは、「未来へと受け継がれる、人類の生きた証」。真墨がチーフを受け継いだように、人間は経験を継承していく。
— 望戸 (@seamoon15) September 10, 2022
プレシャスは貴重であり、危険な代物でもあるが、ボウケンジャーやサージェスが破壊ではなく保護を第一義としているのは、その歴史的価値ももとより、作中で述べていたようにそれが「未来へと受け継がれる」べきものだからだ。過去はいつでも、我々に何かを教えてくれる。それは祖先の足跡であり、彼らが我々と同じように、悩み、進んできた証明なのだ。
ガジャはプレシャスを滅びの力と称するが、ゴードム文明の成り立ちもその考え方に関わっていそう。大宇宙から飛来した破壊神ゴードム、その身体の一部がゴードム文明にとっての何よりのプレシャスなのだから、彼らにとってプレシャスと滅びは分かちがたく結びついた概念なのだろう。
— 望戸 (@seamoon15) September 10, 2022
そもそもの出発点が違うよね、という話。
ところで素面名乗り。映士は「眩き冒険者」と言いながら軽く目を閉じ、揃えた二本の指先で眼前をついとなぞってから、しかと瞼を開けて手の甲を打ち鳴らす。この精神集中のような一瞬の瞑目と、閉じた目を開くことで視界に広がる眩しい世界のきらめき。毎回これやってたの? 最高すぎではないか??
— 望戸 (@seamoon15) September 10, 2022
映士が自らの薄暗い運命を払い去って眩い世界を手に入れたことを考えると、あまりにも心憎い名乗りのポーズ。よっ、「眩き冒険者」!
ラスト、宇宙のプレシャスを求めて明石とさくら(押しかけ)は宇宙へ旅立つ。ハイド・ジーンって何だったかしらと思ったら映画のラスボスか。宇宙から来るものだけではなく、アトランティスが宇宙へ飛び立った可能性もさくら(牧野)が示唆しており、それを探すなら確かに地球の冒険者がふさわしかろう
— 望戸 (@seamoon15) September 10, 2022
「新しい赤いのと桃色が入るまで」、サージェスレスキューとボウケンジャーを兼任ことになる映士。桃色て! サイレンビルダーは現場の消防士らにも認知されているようだが、連携をどうしていくかが今後の課題になりそう。ボイスの正体は各員へは明かされずじまいだろうか。蒼太辺りは突き止めそうだ。
— 望戸 (@seamoon15) September 10, 2022
戦いが終わっても平穏な日々は訪れない。新しい世界へ飛び込む者、新しい責任に身を引き締める者。冒険スピリッツがあるかぎり、彼らの人生はスリルとワクワクに満ちているのだ。
というわけで完走。おつかれさまでした。
以下劇場版。配信有難いです。
轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス
『轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス』みた 明石父! トレジャーハンターとUMAハンター、似ているからこそいがみ合うものの、根柢では似た者親子。冒頭で明石が落とした腕時計は、明石父にとっての古い写真と同じ価値を持つ(等価交換!)。採取されてた小動物はどうなったのか……
— 望戸 (@seamoon15) September 3, 2022
自称ミューズ、明石の遺伝子が必要と言いつつやろうとしていることは捕食融合なのでえげつない。ザコたちや他メンバーを今後の糧食扱いしていたので、融合と言っても明石側の肉体や精神は残さないつもりであろう。最強の遺伝子を得るとともに当地での最大反乱分子を駆逐できるのだから効率的。
— 望戸 (@seamoon15) September 3, 2022
ミューズの宇宙船がぱっと見ガイ・アスラでどきどきする。あいつ胎内にいる雑魚のライフ食ったら無限回復してしまうのでは?(しません) 取り逃がしていたら他の星にジャリュウとゴードムの文明が栄えかねないところであった 危ないところだった
— 望戸 (@seamoon15) September 3, 2022
OPのメンバー紹介カットイン、背景がそれぞれの服の裏地についている迷彩柄(映士は銀一色)で芸コマ!/洞窟内での名乗りでは各メンバーカラーのライティングがあるのだが、ブラックだけは黒背景のなか峻烈な白光が迸る。撮影の都合とわかっていても彼の未来を暗示するようでなんだかじんとくる演出。
— 望戸 (@seamoon15) September 3, 2022
ガイ・アスラくんといえばバトスピでおなじみ。異界見聞録シリーズが好きです。
ともあれ、明石とその父の話である。一回こっきりの登場なのになかなかのインパクト、この子にしてこの父ありといったところ。
スケールの大きな設定や迫力あるアクションは映画様々。それにしても、この体験が明石の将来に確かな影響を与えているのだなあ。外宇宙に飛び出していくということは、少なからずUMAと遭遇する可能性もあろう。御父君とまた再会するきっかけになればいいなどと勝手に思う。