【ボウケンジャー】第44話~最終話+劇場版
Task.44「仙人の温泉」
ゲッコウ様とシズカ、ヤイバのおかげで相対的に憎めない感じの立ち位置である。蒼太との関係性もあるし。
Task.45「最凶の邪悪竜」
真墨の私生活に迫る貴重なショットヤッター! 日記の中身、思わずスクショなんてとってしまった。小道具の文字、ついつい読んでしまいがち。
真墨と日記、という取り合わせはどうにも異色に思える。ただ、結構しっかりお気持ち長文を書き連ねているから、もともと書くことは苦でないタイプなのかも。それにしても日記があったことすらすっかり忘れているというのは、よほど毎日が濃く充実していた(そしておそらく疲れて寝落ちしていた)のだろうなあ。
ほっこりしたと思ったらこれだよ! 持ち上げてから落とすこの高低差。
昔の日記を読み返したことで、うっかりぎらついていた初心に触れてしまったのも遠因か。集団に順応していくことでハングリー精神は確かに薄れてしまうものな。
Task.46「目覚めた闇」
相手が大事だからこそ、傍にいられないと思ってしまうときもあるのだ。もともと一人で生きてきた真墨にとって、再び一人に戻ることはそう難しくもない選択肢だ。
Task.47「絶望の函」
ネガティブシンジゲートは怪人を使役するものの、その三大頂はいずれもかつて人間であったのが興味深い点である。人間だった時のロジックで物事を考えるから、相対するこちらとしても「意味が分からない」と突き放すことが出来ない。まだ見ぬ技術への好奇心、黒歴史を抹消したいと思う気持ち、世界を守ろうとし、仲間を信じようとする願い……。
対照的にクエスターはアシュの出の者であり、こちらはこちらで独自の考え方を持っている。ただ、映士の両親のような例もあるので、人間とアシュが分かり合うことも不可能ではないのであろう。
Task.48「恐怖なる大神官」
ボウケンジャーとして特濃の日々を過ごしていても、身についた生き方はなかなか変えられないものだ。しかし、最後に目指すプレシャスが同じならば、それぞれの立ち位置からでも同じ方向を向くことが出来る。
Last Task「果て無き冒険魂」
プレシャスは貴重であり、危険な代物でもあるが、ボウケンジャーやサージェスが破壊ではなく保護を第一義としているのは、その歴史的価値ももとより、作中で述べていたようにそれが「未来へと受け継がれる」べきものだからだ。過去はいつでも、我々に何かを教えてくれる。それは祖先の足跡であり、彼らが我々と同じように、悩み、進んできた証明なのだ。
そもそもの出発点が違うよね、という話。
映士が自らの薄暗い運命を払い去って眩い世界を手に入れたことを考えると、あまりにも心憎い名乗りのポーズ。よっ、「眩き冒険者」!
戦いが終わっても平穏な日々は訪れない。新しい世界へ飛び込む者、新しい責任に身を引き締める者。冒険スピリッツがあるかぎり、彼らの人生はスリルとワクワクに満ちているのだ。
というわけで完走。おつかれさまでした。
以下劇場版。配信有難いです。
轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャス
ガイ・アスラくんといえばバトスピでおなじみ。異界見聞録シリーズが好きです。
ともあれ、明石とその父の話である。一回こっきりの登場なのになかなかのインパクト、この子にしてこの父ありといったところ。
スケールの大きな設定や迫力あるアクションは映画様々。それにしても、この体験が明石の将来に確かな影響を与えているのだなあ。外宇宙に飛び出していくということは、少なからずUMAと遭遇する可能性もあろう。御父君とまた再会するきっかけになればいいなどと勝手に思う。
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