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『チ。-地球の運動について-』にハマった理由
お勧めにでてきてタイトルが気になっていました。ハマった理由を書き連ねてみます。
読もうと思ったきっかけは、人の性(さが)
タイトルからは何の話なのか全く想像ができず、オススメにでてくるものの、スルーしていました。
読んでみようと私の背中を押したのは、人の性(さが)なのか、残虐な表現の描写を見たから。
何かのきっかけで観た初巻1話の表紙の描写(本記事タイトル画像)に、釘付けになりました。
たったそれだけの理由。
ここから何が始まるのかワクワクしました。残虐な描写の理由も分かりました。「チ。」は、それだけではありませんでした。
ただの歴史ものの残虐なシーンで読者を惹きつける漫画だろうぐらいに思っていたのに。(魚豊先生、申し訳ありません)
作者の先生の名前の読み方(魚豊先生)
初巻を読んでいる時に、どうしても気になることがあり、読む手を止め、作者である魚豊先生の名前の読み方を調べました。
魚と豊で、姓名を分ける?
ウオ ユタカ?
ギョ ホウ?
サカナ ユタカ?
答え、【ウオト】先生。先生が鱧(はも)好きなところから来ているようです。
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23歳(2020年時点)ですか。。。若いよ。何をどうしたらそうなるのか、、、、
ハマった理由は、予想を裏切ってくれたから
読み始めてすぐ、主役だと思っていた人物があっさり亡くなり、虚をつかれました。
5巻ぐらいまで読んでようやく、私なりに解釈できました。
主人公は「人」ではなかったんだな、と。
「想い(信念)」が主人公なんだ、と。
この想い(信念)を、なんの契約書も無しに口(?)約束と想いだけで繋いでいくのが今じゃほぼ不可能です。
想いだけで会ったこともない相手に託す。未来に託す。
凄いことです。
もっと凄いと思ったことは、託す相手とは、それほど長い時間を過ごしていないこと。そこに人間どうしの信頼関係とかひととなりの繋がりなどがないこと。寧ろ、託す人と託される人が出会わずして想いだけが繋がれていく場面もありました。
想いを託された相手は、その想いの強さをしかと受け止めて、未来へつなぐために命をかけます。
なんなんだこの人たちは!と驚きながら、ページをめくります。
「その約束(想い)を託した人は、この世に居ないし、受け継がなくてもいいんじゃないの?」と、訝しみながら、ページをめくります。
魚豊先生の考えを少し知りたくなり、見つけたインタビュー記事
この瞬間にこの方の人間性に興味を持ったので、興味深いインタビュー記事を見つけました。
魚豊先生は、あることについて「痺れた」という体験が、記事に書かれていました。何かに「痺れる」という経験ができたことは羨ましいです。その体験もこの作品を生み出した一つなのかな、と思いました。
★参考インタビュー記事「第一回スピリッツ新人王開催記念 魚豊氏インタビュー 前編」
■今さら気づいたのですが、第1週集の表紙、ラファウ君は、立っていると思っていたら、違っていたのね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
株式会社シールズ