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生物分類技能検定2級動物部門 合格までに使った参考書・ツール

以前の記事で、合格体験記学習に大切なことを書きました。本記事では、素人・初学者の私が生物分類技能検定2級動物部門に合格するまでに使用した参考書、ツールをざっと紹介していきます。多数の参考書を使いましたので試験対策としては効率が悪いですが、単なる試験対策以上のことを学ぶことができました。楽しく勉強できたので、勉強内容には満足しています。


図鑑

図鑑についてはどれが良い、どれが悪いというものはありません。どの図鑑にも目的・用途や想定利用者があります。

・自然写真 or 白バック
・写真の大きさ、写真の多さ
・識別ポイントのわかりやすさ
・持ち運びやすさ
・掲載種数が多い or 絞っている
・解説や生活史が詳しい
・学名や属の記載有無
・サイズや分布などの記載有無

など。すべてを備える図鑑はないと思いますので、目的に沿って図鑑を揃える必要があります。私は合格後も使用することを考えながら、図鑑を揃えていきました。すべて紙の図鑑で、電子書籍は購入していません。
※『◎』がついているのは、私がメインで使用していた図鑑です。

哺乳類・爬虫類・両生類

哺乳類図鑑と爬虫類・両生類図鑑

鳥類

鳥類図鑑

魚類

魚類図鑑
  • くらべてわかる 淡水魚
    識別ポイントがとてもわかり易かったです。魚類のメイン図鑑として利用しました。

  • 日本の淡水魚258 (ポケット図鑑)
    上の『くらべてわかる〜』だと掲載種数が少ないので、追加購入した図鑑です。辞書的に使用しましたし、魚類の見分け方も参考にしました。

昆虫類・クモ類

昆虫図鑑①
昆虫図鑑②とクモ図鑑

昆虫は私の好きな分野なので、どうも買いすぎました。

その他

さまざまなテーマの図鑑
植物図鑑

読み物

読み物 (紙媒体)
読み物 (電子媒体)


読み物は分類学だったり、進化だったり、そういった知識を補強するのにも使いましたが、モチベーションの維持が第一目的でした。試験対策だけならば、1、2冊で十分かと思います。
※『○』がついているのは、Kindle電子書籍です。それ以外は紙の書籍です。

問題集・解説集

問題集・解説集

その他の参考書

その他の参考書

ネット上の資料 (無料のもの)

ウェブページ

動画

  • なるみん大自然ちゃんねる
    生物分類技能検定に関するレポート動画があります。プロの勉強方法が紹介されていて、参考にしました。

  • リード生物部ラジオ
    生物分類技能検定に関する解説が動画になっています。こちらの動画のおかげで、ノーマークだった知識が得られ、本試験で1問正答できました。

ツール

  • AnkiAnkiMobile
    AnkiはWindows、Mac、Android、Kindle Fireなどで使用できるフラッシュカードアプリです。無料です。AnkiMobileはiPhone/iPad用で、こちらは有料です。試験対策において、Ankiなくして暗記は不可能といえるほどの必須アイテムです。

  • ExcelとGoogleスプレッドシート
    出題傾向の分析をしたり (例えば種が出題された回数など)、調査した内容を記録して、繰り返し見返していました。

  • MindMup
    こちらは元々マインドマップツールなのですが、ツリー表現の得意なツールでもありますので、生物分類を図式化するのに使用しました。下図は生物分類ではないですが、競馬のサイアーラインを表現するのに使用した例です。生物分類を図式化するのに使ったデータソースは、Wikipedia・理科年表・目録・出題傾向分析データなどです。これをKindle Fireに入れて、外出先で見ていました。

MindMupの使用例

その他に活用したもの

  • 近所の川・農道・野山・海
    フィールドでの観察は大事です。川、田んぼ、草むら、森林、公園、海などで、意識的に観察していました。種も覚えるし、出現場所や時期も覚えます。冬にアカガエルの卵を発見、海もでカルガモが泳いでいる、あの黒いアゲハは分からないから後で調べよう、とか。

  • 水族館
    淡水魚を中心に展示している地元の水族館 (相模川ふれあい科学館) に行き、生体を見て、解説を読んで、展示の写真を撮って、写真問題の対策をしました。

本記事では、私が使用した参考書・ツールを紹介しました。次の記事では、合格までに要した勉強時間と費用を書いていこうと思います。



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