夏の夜の夢日記2024②
8/10
小学校の第二校舎から第三校舎へ繋がる渡り廊下が変形した。
狭く、暗くて黒い商店街だった。地下通路のような閉塞感と無機質さがあり、前後に多少の人の流れがあるにもかかわらず、気味の悪い感じだった。
商店街を抜けたら、梯子を上って第三校舎へ入った。
8/11
大学の中で、立ち入り禁止とされている地下教室への潜入を手伝う。自分は地下への入口付近で待ち、潜入者が通りすがったときに鍵を渡す役だ。
実行犯ではないけれど、もしこの場所が防犯カメラに写っていたら、ずっと同じ場所にいる怪しい人物として間違いなく疑いをかけられるだろうと思う。
潜入は成功したらしい。
とっくに引退した、大学のビッグバンドの見学へ行く。OG面みたいなことはまったく出来ないのだけど、バンドを辞めたら生活の中の音楽が減って寂しくて、などと言って、練習に飛び入り参加させてもらった。
練習場所は前と同じように地下の教室である。今はパート練習中なので、広い教室を使っているのはパーカッションだけで、コンガや鍵盤打楽器の類やドラムなどが並べられていた。
我が家に人をたくさん集めている。記憶のあちらこちらから集めてきたような顔ぶれで、多くの人は庭にいる。
あんまり人が多いので、自分ひとりは客も入らないだろう屋根裏のお風呂で寛いでいたところ、そこに高校での部活の後輩がやってきた。続いて、中学の部活の同期も。そういえば、この人たちは以前うちに泊まったことがあって、ここのお風呂のことも知っていたんだった。屋根裏には屋根がなくて、月の光だけが照らしている。とても雰囲気がいいところなのだ。
2人に、同じ部員だった「はるかちゃん」が来ていないようだが、何か知っているかと尋ねる。2人とも、最近は連絡を取れていないから、わからないと言った。
予定していたパーティーが始まった。
何の会なのかはよくわからない。誕生日?
会場の隅で、幼なじみと背中合わせに立ち、1つのドレスに身体を通す。コルセットをぎゅうぎゅうに締める。背中合わせのままの幼なじみと、赤と青のどちらがいいか相談して、赤い生地に黒いレースがふんだんに取り付けられた衣装を履く。わたしは顔を隠すように黒いヴェールも被った。
挨拶をして回っていると、舞台の方向から誰かの声がして、「この家の娘が死んでいる」と言った。声に振り向けば、そこには確かに、赤い生地と黒いレースのドレスを着た女がだらりと横たわっている。人々がパーティーに夢中になっていたために、舞台袖にあった娘の死体の発見は遅れてしまったのらしい。
さて、「この家の娘」が死んだということである。自分をこの家のひとり娘と思い込んでいたわたしは、一体何なのだ?
その後捜査パートがあったけれど、長くなったので省略する。
8/12
夢を見なかった。
8/13
姉と旅行をしているが、なんでも家ごと旅行をしているらしい。
山の方で肌寒いので、思い切ってクローゼットから長袖の上着を引っ張り出して羽織ってみると、ちょうどいい。8月なのに。意外とね。
キッチンに行って、漬けていた果実酒をあけた。小さめの壺の中に、半分に切られていて、酒に溶かされはじめている桃と、とろりとした桃酒そのものが輝いている。柄杓で壺の中の液体を掻き混ぜると、愉快である。
新幹線に乗る。
乗ったが、指定座席につく前に座席の手続きをタブレットで済まさなければならず、車両の接続部分にある「自由席」でそれを進める。シートは緑色で、ざらざらとした布だった。大きな窓があって、外のよく晴れているのが見える。
手続きは無事に終わるのだが、気が付けば間もなく降車の時間になるという。結局、指定席は使用しないままだった。
お弁当を持っていたはずだが、食べられなかった。
8/14
忘れた。
8/15
焼肉のたれ……?
8/16
黒い壁の空中回廊を走っていくと、突き当たりには操縦席があった。メインとサブの2席と、その前にはパネルらしきものもある。後から考えると、SAOアリシゼーションで登場する「オーシャン・タートル」という施設を幅狭くしたような空間だったように思う。
2人の男性が操縦席に座り、離陸のための操作を試みていて、隣にはあどけない少女がそれを眺めている。彼女は彼らを止める立場にいるはずだが、彼らの企てがうまくいかないと確信して何もしないのらしい。
少しして、操作のためにヘルメットを被った男性のひとりが、電気ショックのために苦しみはじめた。なんでも、その装置は人間の記憶の力を使って操作できるのだが、その男は記憶喪失で、システムに不具合が生じてしまったということだ。
結局、彼らの脱出は失敗に終わった。
爆弾設置のチーム対抗戦をしている。
2チームそれぞれで扱う爆弾が異なり、球状の爆弾と三角フラスコ入りのニトログリセリンが、庭の至る所に置いてある。
よく飛べる。雪が積もっている。
8/17
サイレンが鳴っていて、目の前には緊急事態のために閉じた壁が立ち塞がっている。
何かしらの研究所なのだろうか、広い建築の中は緑色で、どこかプールサイドを彷彿とさせる色合いである。
たった今足止めを食らっているが、急いでここから去らなければ、この時間にこの場所にいたという記録が残ってしまう。そうすれば自分は、殺人犯に仕立てあげられるだろう。
そうして間に合わなかったので、わたしは罪を擦り付けられた上、口封じで殺されるみたい。
8/18
旅行のパッキングをしている。もうこの後すぐに出発だ。
着替えはもう詰め終わっているのらしい。メイクポーチは思っていたよりも嵩張らず、続けてウェットティッシュとニンテンドーDSもリュックに入れる。
そういえば、この間長袖の上着が役に立ったので、コンパクトに畳んだマウンテンパーカーも持っていこう。もう結構リュックがいっぱいだけれど、どうにかして詰める。
日焼け止めを塗って、日傘も準備する。
そのほか、ぽろぽろと忘れ物を思い出して準備していたら、出発時間を1時間ほど過ぎていた。
8/19
中学3年生で習い事のピアノを辞めたのだが、久しぶりにまたピアノを弾きたいと思った。
以前のピアノ教室の先生に連絡して、その復帰の最初のレッスンを今日の土曜日の午前9時半にいれてもらっていた。ということを今思い出した。
かなり前に日時を決めていて、そろそろその時期だという意識はあったのだけれど、当日になってそのことをすっかりと忘れてしまっていた。もうとっくに時間は過ぎている。
どうして、いつも約束は忘れて、時間には間に合わないんだろう。
初対面のおじいさんの先生に会って、授業をすっぽかしてしまったことを謝った。
次回の授業の予定を相談すると、午前5時から午後11時まで2時間刻みにコマがあって、今は午前5時と7時のところくらいしか空いていないということだったので、毎週土曜日の午前5時からの2コマに入れてもらった。
8/20
アイスクリームを挟んだハンバーガーが流行っているので、それを買いにいった。家族に頼まれた分と、自分が帰り道で食べる分。テイクアウトで注文したのだが、わたしの頼んだものが後回しにされてなかなか提供されず、ついに食べられなかった。
青色に桜色のネオンが光るポップな店構えだった。