かもめ

自分で読む用に、日記や鑑賞感想文などを書きます。 芸術、夢、お酒の話をよくします。

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最近の記事

夏の夜の夢日記2024③

8/21 寮暮らしからの帰省の日である。皆が荷詰めをしているところだ。 建物の壁の色が白とピンクで可愛らしい。ロビーにはベンチに抱き枕ほどの大きさをしたぬいぐるみが置いてあって、その空間にはみんなで集まってお茶会をすることもあった。 後輩が、これから帰るのに着たい服の洗濯が間に合わないと騒いでいる。ニットのワンピース、まだまだぼとぼとに湿っていて、乾くのには時間がかかりそうだ。 地震が起きたので、フィルムの到着するのが遅れるらしい。映画館の入口には「開館時間が遅れる」という

    • 夏の夜の夢日記2024②

      8/10 小学校の第二校舎から第三校舎へ繋がる渡り廊下が変形した。 狭く、暗くて黒い商店街だった。地下通路のような閉塞感と無機質さがあり、前後に多少の人の流れがあるにもかかわらず、気味の悪い感じだった。 商店街を抜けたら、梯子を上って第三校舎へ入った。 8/11 大学の中で、立ち入り禁止とされている地下教室への潜入を手伝う。自分は地下への入口付近で待ち、潜入者が通りすがったときに鍵を渡す役だ。 実行犯ではないけれど、もしこの場所が防犯カメラに写っていたら、ずっと同じ場所にい

      • 夏の夜の夢日記2024①

        7/31 河童になった。 なぜだかわからないが、今住んでいるところを離れて、山向こうの池に移らなければならない。家族はいない。荷物も大して無い。 旅をする間は、人間に見つからないように気をつける。特に子供に見つかると厄介で、捕まったりなんかしたら遊ばれたり、吊し上げられたりするかもしれない。そして干からびて死ぬ。そういう風に教わった。 だけれど道中には水辺が少ない。近代化の影響である。身体を乾かさないようにするためには定期的に水を浴びなければならないので、それではどうするのか

        • ある夏の日のよしなしごと

          どうせたいした距離を歩くわけでもないのに、暑いのが煩わしい。今電気が途絶えて、冷房設備が終わったら、確実に死ぬんだろうなと思う。絶望死。 本当にここから1ヶ月間電気がなくなったら、生活できないな。 それって生物としてすでにだめになっているのでは? 少し前、夏を愛してやまない友人に、「夏は暑いから嫌いだ」という話をした。(酷い話だ……。)転じて、暑くなければ嫌いではない。そうとも言えるかも。夏のことを考えるとき、その憧憬はほとんど原風景に近い。すてきなことだ。 そうしたら

          水縹

          5月22日 6時に設定したアラームよりすこしだけ早く目が覚めた。 すばらしく完璧に脱力した体がまだ動き出しそうにないことを感じたので、7時に再びアラームが鳴るようにして二度寝することにした。 もとより、6時に起きるためのセッティングではないのでよし。 既視感のある夢を見た。 6時に設定していたアラームよりも早く目が覚めた。まだ5時だった。 6時になって、まだ体が重たいから、起きなければならない時間を計算し直して、7時までまた眠ることにした。 時間が来たら起きて、朝

          「セロ弾き群青」

          n-buna 2ndアルバム「月を歩いている」より  春の夜の生温い風を感じたから、そしてちょうど週末にヨルシカLIVE2024「月と猫のダンス」があるから、この曲の話をしようと思う。  ぜひ、聴いてから読んでいただけたら。  チェロの音が優しい。  題名にもあるように、宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」からインスパイアを受けた作品である。  ただ、この曲の主人公は、もうセロを弾くことを辞めてしまっているのだった。  捨てないだけだ、というのは、もちろんセロが物干し

          「セロ弾き群青」

          りんごのサラダ(ぜんぶ夢)

          なんでも、遅刻している最中である。 バイトが始まる時間なのに、まだ家を出る準備が出来ていないことはよくある。こういう時は、気付いたときにすぐ用意に取り掛かるのが最善で、肝心である。 遅刻しているときは忘れ物もするのがセオリーであるから、スケジュール帳を開いて今日の予定を確認する。 今日が何月何日なのかはわからないけど、確認は大事だからね。 今日の日付の欄には、「11:15」という時刻と「りんごサラダ」という文字が書いてあった。 ちなみに昨日のところにも何か予定が書いてあ

          りんごのサラダ(ぜんぶ夢)

          名無し:25日目くらいの月

          11月8日 バイト前にタリーズコーヒーでホットドッグを食べていたら、なんだかnoteを書こうという気になった。 たっぷりとピクルスが載り、パンの熱で温まったケチャップとマスタードがとろりとしている。 ウィンナーだけを挟んだシンプルなホットドッグだけれど、これを頼むのがもう4度目になるくらいにはかなり好きになっている。 本当はパスタの気分だったのだが、それほどの時間はなくて軽食を摂ることにしたのだった。 そうしてホットドッグがしっかりと美味しかったので、いまやパスタに未練

          名無し:25日目くらいの月

          8月7日 ティラミスとノート

          今朝は夢を見ていたような気がするのだが、見ていないような気もする。 歯磨き粉を1本使い切って、新しいものを開封してから初めて歯磨きするとき、絶対力加減を間違えて歯磨き粉が多くなりすぎる。 ま、多少ならいいか、と思ってそのまま歯ブラシを口に入れてしまうのだけれど、まあ案の定辛くて後悔することになる。 耐えがたい。 幼馴染と「美味しいティラミスを食べにいこう!」と言い始めておよそ1年が経ち、漸く今日行くことになった。 なぜ1年経ったのか……?  それは難しい問題である。幼稚園

          8月7日 ティラミスとノート

          ある朝の夢うつつ

          朝は6時半に一度目が覚めたけれど、急ぐ用事も無いので二度寝をした。 起きてからリビングに行くと、今日は休みだと言っていたはずの母が出掛けているようである。 どこに出かけたのだろう、と思っていると、ちょうど携帯がメッセージの受信を知らせる。 母は、今日と明日、北海道へ行っているのだった。これから回る予定の場所のことと、写真が送られてきている。 すっかり忘れていた。 今日は雨が降っている。 夕方、小学生を相手に算数を教えるバイトのあと、窓の外の雨を見ているときに気が付

          ある朝の夢うつつ

          月と猫のダンス

          ヨルシカLIVE2023「月と猫のダンス」の感想文です。 今更ではあるけれどアーカイブとして残します。 2023年5月11日木曜日、東京公演1日目。 ヨルシカのライブに来るのはこれで3回目になる。 開演前早速個人的な話だが、早めに会場の国際フォーラムに着いて友人と合流し、軽くご飯でも食べようということになった。 近くのレトロな喫茶店で、ラムレーズンのパンケーキを頂いた。大変においしかった。こう言ってはなんだけど、パンケーキでもホットケーキでも、ふっくらと焼かれた小麦粉

          月と猫のダンス

          8月2日 青あらしの晴れ

          なんでも外は雨が降っているから、今日の走り込みは校舎の中でするのらしい。 湿気で少し濡れた廊下を、みんなが缶ビール片手に走る。 わたしの小学校には校舎が3つあり、そのうちの2つの校舎を行ったり来たり、階段を上ったり下りたりするのが走り込みのコースになる。残りの校舎には職員室や校長室があるから、そこで走ることはできないのだ。 運動は得意ではなく、中でも長距離走は苦しくて好きではないのだが、今日は走っても苦しくない。ビールを飲んでいるからなのだろうか。 最上階の音楽室で折

          8月2日 青あらしの晴れ

          8月1日 君たちはどう生きるか

          まもなく発表会が始まる時間で、もう楽屋から舞台袖に移動しなければならないというのに、わたしは未だ観客席で自分の荷物を抱えながら、自分の台本にピンク色の蛍光マーカーでラインを引いているのだった。 それがどういう演目だったのかは覚えていないが、わたしの役は物語の間ほとんどずっと眠っているという少女であった。 しかし、台詞も少しはあるらしい。序盤に「ええ」と一言の相槌があり、眠りから目覚めた後にまた少し台詞があるのだが、後半の台詞はひとつも見ないままで楽屋へ向かうことになる。

          8月1日 君たちはどう生きるか

          幾春かけて老いゆかん

          怠けた大学生ですので、朝6時に起きることはなかなか無い。 今日はそんな珍しい日だったので、前夜、6時に起きる!と意気込んで眠ったところ、5時に目覚まし時計の幻聴がして目が覚めたのであった。6時に設定していたアラームが鳴るまでもう一度微睡んだ。 怠けた大学生ですので、夏の朝を聴くことも久しぶりである。6時、既に日は高いが、景色は気持ち分だけ白く、蝉の泣き声が響いている。 ラジオ体操に通った朝を思い出した。 まだ涼しい。 頭が働いていないので、母が昨日観に行った映画の感想を話し

          幾春かけて老いゆかん

          初夏、しょかのいちにち

          うぐいすの鳴き声で目が覚めた。人口の渓谷に声がよく響くのを気に入ったのか、このひと月、家の近くでうぐいすが鳴き通している。 一度時計を眺めたあと、起きなければいけない時間まで二度寝した。 今日は久しぶりの晴れで、気温が30℃まで上がるのだという。 本当に鳴いているのはうぐいすなんだろうか? 暑いのは好きでは無いが、わたしの力では暑さをどうしようもできないので、せめて新しく買った半袖のシアーシャツを着ることにしよう。暑ければこの服を着ることが出来る、というふうに考えるのは、

          初夏、しょかのいちにち

          朧月書き散らし

          3/31   母とドライブがてら食パン専門店にお昼ご飯を買いに行ったのだけど、着いてみたらなんと食パン焼き機の故障で食パンを販売していないということだった。しかし営業はしている。   お昼ご飯は別のベーカリーで生ハムとチーズのカスクートを買って食べました。   バイト前に体調が悪くなって困った。お昼の胃もたれなのか、今日から通い始める新しい生徒に関するストレスなのか、原因は謎である。バイトしていたら治りました。もしかしたらめちゃめちゃ責任感を持って仕事をしているのかも

          朧月書き散らし