朧月書き散らし
3/31
母とドライブがてら食パン専門店にお昼ご飯を買いに行ったのだけど、着いてみたらなんと食パン焼き機の故障で食パンを販売していないということだった。しかし営業はしている。
お昼ご飯は別のベーカリーで生ハムとチーズのカスクートを買って食べました。
バイト前に体調が悪くなって困った。お昼の胃もたれなのか、今日から通い始める新しい生徒に関するストレスなのか、原因は謎である。バイトしていたら治りました。もしかしたらめちゃめちゃ責任感を持って仕事をしているのかもしれないし、そうでなければ極度の人見知りだということになりそう。
4/1
今日は薬物中毒の友人にクラブに誘われたり、外国人に財布をすられたり、高層ビル上階で風通しの良いエレベーターに乗ったりする夢を見ていた。
桜がもう見納めです。
4/2
今日は川沿いを散歩した。
花筏と言えるほどでは無いが、川の水面に花びらが浮いていた。桜吹雪の中を歩くのはとても心地よく、このまま自分も砂のように崩れてしまいたいなぁという破滅願望のようなものが顔を出す。
あと、線路内に人が入っているやら何やらで、電車が運転見合わせをしていて、バイトが無くなった。その方に思いを馳せずにはいられない。春ですからね。
夜ごはんの餃子を包む手伝いをした。大判のもっちりとした皮で包みやすかったが、母は襞を7回も折れるのに対して私は4回しか折れないので、まだまだ精進が必要である。
4/3
今日は歯医者でクリーニングというものをしてきた。虫歯予防である。
十数年ぶりにフッ素のぶどう味を体感した。おいしくない。
4/4
バイト終わり、良い月夜である。
今日は午前に履修登録をしていた。
家を出る直前にヨルシカのアルバムが届き、未開封でお預け状態である。大事に聴いてから眠ろうと思う。
画集の収まる棚がない。レコードサイズなのだろうか、本当に大きい。既に配信されている曲の完成度が高く、バンドサウンド以外にも色々なもので音を作っているようなので、他の曲への期待が高まっている。久しぶりのインスト曲も待望している。
4/5
今日は春風強く雲が厚すぎる。
明日に期待したい。
4/6
今日は学校へ健康診断に行って、少し履修の手続きをして、帰りに春の洋服を見た。
久しぶりに学校へ行って少し疲れた。体力がないや!
4/11
バイトは新しい生徒のクラスだった。高校一年生の子とのんびり四則計算、今後とも頑張りたいですね〜。
禁酒をしたいが、意思が薄弱なので無理。気休めの腹筋をした。気休めすぎる
4/12
春休みはずっと朝10時くらいまで寝ていたのを、今日は6時に起きたのでもう眠ってしまいたい心地である。八重桜ももう葉が出てきて切ない。
4/15
雨音の良い日だった。
ひんやりとして少ししっとりとしたカーペットの上でくつろぎながら、ヴァイオレット・エヴァーガーデンを観ていた。格別に優しいお話です。人間っていいな、となる作品は往々にして名作と呼ばれるような気がしている。
4/16
今日はバイトをすっぽかしたことに寝る前に気が付くという夢を見た! 冷や汗〜
雨が降ったり止んだりしている。いい音。よく眠れますように!
4/18
中学時代以来の先輩から突然連絡があり、お茶をすることになった。何事かと警戒しながら行ったら、先輩の中で転機があり、この春は会いたい人に会おうと思い立ったのだということで、大変に光栄で失礼な話だった。
お互いの近況を話したり、思い出話に花を咲かせたりして、知らない業界のことや蓋をしていた記憶のことで脳が刺激された心地がする。
4/19
今日は暑かった。夏日て!
皮膚科の定期検診の日だったので、歩いて30分の道を往復した。暑かった。夏日て!!
怒っても嘆いても仕方の無いことだが、気温の高さについて文句を言わずにいられない質なのでさらにどうしようもない。これが「夏」の最大値であればいいなと思うし、個人的には、夏を描く文学を通して憧憬を抱くときにはこのくらいの日差しと気温を想像している。現実はそうではないと知りつつ、来たる酷暑から全力で目を背けている。
4/22
夜ごはんに先月の伊勢旅行で買ってきた地酒の小さい瓶を開けました。(禁酒は…?) 親子丼、今の時分には大変な贅沢です。美味しくいただきました。
4/22
お友達と立川の昭和記念公園に行った。ピクニック! お昼まで曇天だったが、徐々に雲が切れて晴れたのでほくほくである。
昭和記念公園の大ケヤキはヨルシカの「春泥棒」MVのモデルになっていて、今日は聖地巡礼というわけだった。
ほぼ半日、ひなたのレジャーシートで喋っていたら、投げ出していた足が日焼けしてしまった。
昭和記念公園、とってもいいところでお花も沢山咲いていた。沢山歩いて、充足感のある疲れに包まれている。よく眠れそうです。
朧月夜のない四月だった。
良い具合に雲がかかる日はなく、晴天だったり、分厚い曇天だったり
悲しい。
深夜バスを降りて、いつ習ったかももう分からない歌を口ずさみながら暗い道を歩く。
その風景を脳裏に浮かべている。
菜の花に日の沈む
夜紛いの夕暮れに
ぼんやりと丸く光る
春風と満月を
見て心を霞ませ 視界を霞ませ