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歯科衛生士が行う中学校1~3年   歯科保健指導(50分間)


中学生の歯科保健指導(歯磨き指導)で何を重点に置きますか?
小学校で毎年歯垢染色、ブラッシング指導を受けた学年や、そうでない学年では指導の内容が違ってくると思います。
ここでは、小学校の時に指導を受けた・受けないに関わらず「歯肉炎・歯周病は恐ろしい病気」ということと、お口全体で考えた時に「噛む」「唾液の働き」という2つのキーワードを勉強することによって、口腔内を健康にしようという意識が定着するような授業内容を行います。
こちらの一方通行な授業では頭の中に入らないのでワークシートに記入しながら、常に各項目での確認をします。
特に中学生以降は歯垢染色後のブラッシング指導では個人差が大きい(上手な生徒さんがいる一方、短時間で大きなストローク、力いっぱい磨いてしまう生徒さんもいる)ので時間の限りアドバイスします。
養護教諭の希望としては「デンタルフロスの紹介と使い方」が最近多くなり、年々中学生でデンタルフロスを夜だけでもしている生徒が増えてきました。
デンタルフロスは動画で見せたとしても、実際指の使い方はうまくできません。顎模型にフロスを通して実演し、大体の感覚をつかんでもらったりしますが、本来ならかかりつけの歯科医院で習うのがよいかと思われます。授業ではデンタルフロスの刷掃能力がいかに優れているのかをお話します。私の理想としては6年生である程度歯磨きが上手になり、限りなく100%磨けるようになって中学生で歯肉炎にならない口腔内になってもらいたいし、デンタルフロスも毎日やればできる学年だと思います。実際うちの子どもたち(3人)は歯ブラシとデンタルフロスはセットだと思っているようです。
中学校でのデンタルフロス中心の授業(指導)は別に公開します。


 
学校からの依頼後、養護教諭との打ち合わせ(前年度と同じ内容なら電話で了承を得ることもある)歯科保健指導案の提出、授業、後日報告書(毎年気づきや反省点なども書くと次年度に繋がります)ワークシートに記入された生徒からの質問の返事。
 
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