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19歳、ニュージーランドの日々





◎飛行機で隣の席の日本人お姉様と仲良くなる

ほんまにやさしくてあったかいひとで
ちょっとおかしいところもあったけど
漢前
生きる力に満ちててたくましい姿を見て
「なんか自分も生きていけそうやぞ」
と勇気をもらった人

今思えばほんとうに、有り難くて
ニュージーランドでの生活が始まる前に出逢えてほんとうによかった









◎アパート到着 物がない…

キッチン道具はあると聞いていたが、無い
ベッドはシーツのみ笑
サポートの方が『これはまずい!』
と、その日は暮らせる分の日用品を買うのを手伝ってくださった。

車パンパンになるくらいの荷物
彼女がいなかったらどうなってたんや…
ありがとうございました。








◎部屋がまじで…

きちゃなすぎて…
掃除買い物掃除買い物
そんな日々がしばらく続いた
けどなんか面白くっておかしくって笑
こんなに汚いことある?!って1人で言いながらトレーニングレベルの掃除した
加藤初のカルチャーショックだったかも

掃除したら愛着が湧く
それまではどこか他所の家って感じだったけど
場がすこし清められて
部屋と心がつながった感覚
氣がこんなに大切だとは知らなかった

善き経験です。









◎韓国と日本の美容専門店で台湾人オーナーと友達になる

通りを歩いてたらビオレが目に飛び込んで
そのままお店へ
日本語見たらめっちゃ安心感あった
飛び込んだはいいけど英語でまともに会話した経験なかった
『May I help you?』ってニコニコ笑顔で聞いてくれた店員さん
『No』っていう選択肢ってなんでこういうときなくなってしまうんやろ笑
反射で『Yes』っていうてしまう謎

韓国人の店員さんと韓国語と英語で話して、
たまに爆笑して、
台湾人オーナーさんとも話して
今思えばここが原点
ビビり散らかしてたけど思ってたより話せた
いや話せてはない
ただただほんまにみんな優しいねん
ほんまに。
移民の国だから、わかるまで話を聞いてくれるよ。
とは聞いていたけどこんなに優しいとは

自分の頭の中で勝手に海外に対する先入観つくってただけ。

後日また行ったら台湾人オーナーさんに運良く会えた
部屋のこととか学校のこととか、困ってることない?と親身に聞いてくださった
『部屋がまじでやばかったけど、全部ええ経験やわ』
って言うと、
「すべてのことに意味があるよ」って。

帰り際にハグしてくれた
ハグってグッドカルチャー
とてもとても癒された
カオスな日々を楽しみながらもやっぱり体も大事にしないとなって気付かされた

ちょっとした思いやりがいっぱいあるこの街
日本もNZも、人は人
地球って国境なくしたら全部おっきい島なんやなぁ。
って考えてたらバス降り過ごして傾斜鬼な坂道を登りました。with 2BIGBAG







◎学校スタート

3日目 学校スタート
いっぱい説明してくださったけど8割なにいよるかわからんかった
とりあえず『アハン アハン ハッハッハ』って言ってたら
『あなた英語上手よ!』って。()
一緒に説明聞いてたタイ人16歳の天使がとにかく可愛かった

テスト(惨敗)の結果まさかの2番目にハイレベルなクラスに入って
「え、なにもわからん…」
内心やばいと思ってた
心の冷や汗
ほんまに謙遜とかじゃなくて、ほんまになにも答えれてなかったのにこのクラスだったんよ
真剣に『絶対クラス間違ってる』って言おうかと思ったけど英語でなんて言うたらいいかわからんかったけん言わんかった

でも楽しいのは間違いなくて、クラスメイト優しすぎて
なんかいけるんちゃうん。って謎の確信があった

隣の席のすてきなマダムの娘さんが誕生日一緒でびびった。
彼女は先日卒業した
自然と泣いてしまった
ほんとに彼女を含め色んな人の優しさに
『なんかしらんけど、どなんかできる。』
って信じるパワーをもらっていた








◎コンロ弱し(パスタ茹でるんに1時間)+レンジ壊れた

2日目の夜、掃除のあとのご褒美に美味しいパスタを作ろうとしたら
日本では10分もかからないのに茹でるのに1時間
嘘だろ

ようやく食べれて、シャワー浴びて寝よー思ったら
シャワー捻った瞬間停電

もううちんくネタの宝庫なんよ

体びしょびしょでとりま服着て
デイビッドっていう仲良くなったスタッフの人に急いで電話かけた
かけたんはいいけど「停電って英語でなんて言うん」

出川顔負けの片言イングリッシュで突破

受付が10時に終わるから下に行け!
って言われたけれど、
『受付』って言葉がわからんかったけど
『go down stairs!』だけわかったから降りた
当時の時刻21:54
必要な情報って何かしらの形で耳に届くんか笑

とりあえず電気はつけてもらえたけれど
それからもレンジつけた瞬間停電が続く…

その夜は、アドレナリンも出てたし全部新鮮で楽しくて
『おもろいネタになるわー』
おもてたけれど 

次の日に、サポートの方、クラスメイトや台湾人オーナーに伝えると
『火弱くてレンジ使えんのはやばい。』
と言われ冷静になる加藤笑

なんくるないさー精神で「頼むから早く直してくださいお願いします。」
っていう長文メールを送った

次の日ルームメイトくるよって聞いたから
「なおさら急いで欲しい」
と強気でいった

1日前まではネタとして面白がってたけど
なんかやばくね?って焦ったりして


起きてることは一つで、状況は1日前もその日も同じで変わってなくても
人ってこんなにも感じ方が変わるんだな〜
って


明らかに栄養不足と睡眠不足だったこともあり
イライラしてて笑
『おい昨日までのポジティブどこいった?』
って感じだった

教訓
イライラしたり焦るときは、
おいしいもの食べてたっぷり寝たら
どなんかなる。







◎オンニ降臨

なんとなく、絶対韓国人のルームメイトが来るって感じてた
そういう謎の勘ってよく当たる

あれは3日目の夜
2日間のトレーニングみたいな買い物と掃除+学校初日+停電祭りで
ほんまに疲れてた私は静まり返った3人用の部屋のキッチンで
手抜きチャーハン作ってた
お腹空きすぎてつまみ食い止まらんかった

ほんまに狂ったようにハムを食べてたら、
急にドアが開いた

👼『Hello~』

女神降臨

「うわーーー!」
って言ってた気がする自分
初対面でハムむさぼりながら叫ぶってやばかったかも

「絶対韓国人や」思って、思い切って聞いてみた

『韓国人やで!』とオンニ

叫ぶよ笑

そっからはもう天国よ

オンニ到着するなり自分が掃除しきれてなかったところ見つけて

『え!部屋きたな!掃除掃除!』
いうて
いきなり掃除始めた

自分の荷物も解いてないのに
絶対長旅で疲れてるのに

なんかほんまほっとして
オンニが女神に見えた

その日から加藤の韓国語×英語生活スタート








ここからまた話は続くけど

今振り返ると怒涛の日々だった笑

日本でだったらなんてことないことでも
英語となるとちょっとハードル高く見える

でもハードル作ってるのは自分の頭やから

ただシンプルに頭の中の英語の引き出しからどなんか引き出すのと
あとほんのちょっとの勇気さえあればどなんかなる

文明の力にもたまに助けてもらう

でも意外だったのは文明の力よりも
生身の人間との対話の方がよっぽどわかりやすい

なんでやろうね

わかりやすいし、達成感が違う

日本出発前に大阪と名古屋に行って
人々はみんな気がつけば揃ってスマホを触ってた

自分もそのうちの1人だったんだけれど

最近はバスに乗ったら隣の人に話しかけたりとか
自分が知らんところ片っ端から行ってみたいから
外をよく観察するようになって

そしたら、この国とこの世界に共通して宿ってる人と人とのつながりみたいなものを
より強く感じるようになってきた

今日の授業でもこの話題たまたま話してたけど

face-to-faceの力って偉大

大きな大きな癒しと、自信を与えてくれた

ほんの少しの勇気が
毎日素敵な出逢いをもたらしてくれて

こわいけど、そういうときこそ成長のチャンスかも

という言葉が
今強く響いてくる


たった3日間のことしか書いてへんのに
こんな長文やわ

未来の自分がこの日記読んでどう感じるのか
楽しみ



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