キルギスの小学校を見学してきました🇰🇬
ゲストハウスのオーナーご婦人が、私の旦那さんが小学校を運営しているので見学に行きましょうということで、チョンケミン村の小学校へ。
以下外務省HPのコピペですが、
現在のキルギスの教育制度では1年生から4年生が日本の小学校にあたる初等教育,5年生から9年生までが中学校に当たる前期中等教育(ここまでが義務教育),10,11年生が日本の高校にあたる後期中等教育とされています。大学へ進学する場合は,通常は後期中等教育終了後, 5年制または4年制大学に進みます。
ここは義務教育課程の子供たちが学ぶ場所であるようです。
どうも夏休み中のようで(中央アジアの夏休みは長い、暑さや遊牧の関係でしょうか)道中では休み中の子供たちが遊んだりロバに乗って家路についたりしています。
迎えてくれたのは美しすぎるエントランス。
華美 や 豪奢 というわけではないのに、手作りながら子供達を楽しませようと創意工夫した飾り付けがとっても素敵。
子供達の作品も飾ってあります、可愛い。
丁度サマースクール中ということで、ビシュケクなんかの街の子供たちがやってきていました。
年齢は小学校低学年から中学生くらいのお姉さん、お兄さんまで様々。それとほかに3人ほど、大学生のボランティアもいました。
彼らはサマーキャンプの間の数週間、ここチョンケミン村で伝統料理教室や、乗馬、スポーツを楽しむそうです。校内には寮も併設しています。
チョンケミン村の子供たちは日常的に馬に乗り山を臨み生活をしていますが、街の子供達はそんな体験をする機会もないに等しいらしく、彼らの保護者たちは一夏の経験をこのような土地で迎えることを歓迎しているそうです。
私もサマースクールの活動の一環、彼ら彼女たちのボルソック作り教室を見学させてもらいました。
キルギスの家庭の味なのでしょう、宿のお母さんからはキルギスの花嫁修行よ!とも言われました。
筆者も宿に帰って、宿のお母さんたちにボルソックづくりを教えてもらきました。
こちらは上腕ほどもある駒のチェス、手作りだそうです。他にも卓球台やピアノなど、子供たちがのびのびと遊べる設備がたくさんありました。
こちらの小学校は私立ということで、また公立の小学校では雰囲気も変わるのでしょう。ですが、こういった街の人たちの育ってきた場所を見るという貴重な体験が出来て良かった。
モンゴルのあたりでは遊牧民の子供に対する小学校教育がしばしば論点になることもあるようですが、こちらではどうなんだろうと気になってみたりもして。
また公立学校はロシア語教育から離れているらしく、ロシア語が話せない若者も増えています。ロシア語も話せるように育てたいと願う保護者が多いようで、こういった私立学校(こちらの学校もロシア語、英語教育には力を入れていました、授業は全てロシア語で行うそうです)は常に一定の人気はあるそうです。
祖国の言葉を大事にすること、共通言語である英語を磨くことも大事ですが、日本語と英語しか知らない筆者から見ればロシア語を操れるだけで旧ソ連の中央アジア圏での進学、生活も可能だし、芸術、技術関係をロシアで学ぶことも可能だし、いいことなのではないかなあと思ってしまいますが…それだけではないバックボーンがあるのでしょうね。
散文になりましたが、チョンケミン村の小学校訪問という素敵な体験の備忘録として残しておきます。