若手の仕事:採血・点滴
当院では若手医師が外来処置室で点滴を取る。
頻度はケース・バイ・ケースだが、少なくても月2回、多いとほぼ毎日点滴を取るのだ。毎日のように10本以上の点滴を取っていた時期もあり、複雑な心境である・・・。
医師である以上、最低限点滴くらいは取れるべき。至極真っ当だが、頻繁になれば当然業務の妨害となってしまう。(中には全然点滴の経験がない人もいるようだが。)
中には早朝病棟患者の採血・点滴を全例任されて朝早く出勤せざるを得ない病院もあるが、実にしょうもないと思う。幸い当院はそこまで酷くないが、日中頻繁に点滴を依頼されても困ってしまう。看護師達よ、さも我々が暇人かのように扱うが、集中力も途切れるし何より無駄である・・・。
とはいえ点滴を取れない医師も問題なので、若手であれば多少の機会は必要。その良い塩梅は難しく、わがままだと自覚はしているが、それでも現状を問題視せずにはいられない。
不平・不満を垂れても仕方のないことなので、日々ため息をつきながら点滴を取っている。とはいえ、一人一人しっかりとした身なりで来院されているのを見ると、ひとつ点滴とはいえしっかり確保する。自分はまだ若いので総合病院に用になることはないが、彼らにとっては大切な場であることに間違えはないだろう。
もし医大生で今後の病院を考える際には、こういった病院ごとのルールなどはチェックした方が良いだろう。「良い塩梅」とやらをどう判断するかは難題だが、現場の人に聞くのが一番だ。
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