第1段階にいる母とおせっかいな隣人

先日フィンクの話をしたときに今まだ1段階~2段階にいる母の話をしました。

こんなとき、一番の敵は”身近な人”なんだなとという話。

母曰く。

ニュースを聞きつけて、
「聞いたよ…お気の毒に」
という言葉を届けてくれる隣人”達”がいるのだそう。

まだ衝撃が強くて現実を受け入れているのか受け入れられないのかわからない母にとって、この言葉は残酷だったと思う。

自問自答を繰り返して、ゆっくり頭と感情を整理したい時なのに
「事実と現実」を突き付けられるのが酷すぎる…

「何があったの?」と心配して言葉をかけてくれる人がいる度に
1~10まで全ての流れを言葉にしないといけない…目の前で子どもを亡くした親にとっては言葉で表現できない感情があると想像できてしまう。

こんな時
「今はまだショックでお話する元気がでないの。落ち着いたら連絡するね。」
と言える母ならいいのだけど、昭和気質でこれまで人生を乗り切ってきた母としては人様に辛い姿を見せられない。
でもまだ家族以外誰とも話をしたくない。

結果、連絡をくれた人に”怒りの感情がこみ上げる”ことになってしまうのです。

こんなとき、どんな優しい言葉も現実を無理やり受け入れざるを得ない残酷な言葉になってしまうんだよね…。


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