フランケンシュタイン博士の怪物とPSYCHO-PASS
数年前書いたレポート。edの『 名前のない怪物』からヒントもらって書いたって感じなんだけども。
人々は無意識のうちに怪物を受け入れて生きているかもしれない。という笑
①社会にとけ込む怪物
これは「怪物をつくりあげた"人間"」(フランケンシュタイン博士)のこと。世間から見れば博士は「化学を極めている人」であって、怪物を作った後も婚約者や友人に恵まれていた。怪物を作った本人は悪では無いとされていた。
現代で言えば「綺麗になるため」に整形をしたとする。これは元の人間らしさからは離れる行為だ。日本ではマイナスイメージが強く、叩かれがち。対して、韓国では誰もがしている。周囲の環境と理解で善悪が変わる。
人間の持つ機能を手放すという点ではネット、AI、作中で言えばシュビラシステムの存在も大きい。現代では考えるよりも先に、調べることの方が多い。そこに、人間の意思が反映されているかは分からない。
今後もこれらの技術は浸透していくが完璧を目指す化学の発達は人間の停滞にも繋がるのではないか。今はこの発達が善とされているが環境が一変した時に"怪物"になりうる。
②社会が作った怪物
フランケンシュタイン博士の怪物(名前のない怪物)がこれに当てはまる。この怪物は人を殺すために生まれてきた訳では無い。愛情を求める部分もあり、後天的に怪物にされてしまったのではないか。
PSYCHO-PASSでいえばシュビラに認められない(社会にとって不都合な存在)はすべて悪になる。
戦時下であれであれば私たちが今考える怪物も善になる(歴史詳しくないからワザと濁してるけど)。怪物は集団や組織、社会によって生み出される。
前述の通り、博士は怪物を作ったあとも人間として生きてこれた。自身が社会から"怪物"とされるのを回避できたのは周囲の環境が無知であったからかもしれない。博士の周囲の人間のように無意識のうちに怪物と認識すらせずに受け入れて生活しているかもしれない。また、誰もが怪物になってしまう(仕立てあげられる)要素がどこにでもある。
最後、結局結論出せなかったけど(教養英語の授業だったので結論は求められてない笑)、どんなに技術が発達してもきっと昔も未来も人間は変わってないんだろうなと。
これ書いたあと2期見て、「うわ、フランケンシュタインみたいな奴おるやん」とは思ったけど、まぁ、あれはまた言いたいこととは別なので。そのシュビラ自体が怪物ってことを言いたいのです。
だから怪物を無意識に受け入れてるし、それで生きてる人もいるから怖いのです…
神に近づいてんのかねぇ?笑
もう後、11年もすればほんとにシュビラみたいな社会になってるんかなぁとは思う
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