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『木乃伊』上演に向けて
9月9-11日東中野バニラスタジオにて、シリーズ古潭vol.2『木乃伊』(「みいら」と読む)をお届けする。
前回『狐憑』を上演してから約1年経った。
メンバーがそれぞれ忙しい生活をしているなかで、ぼくたちの『木乃伊』は今年の初めから着々と準備されてきた。
今回の『木乃伊』は、展示型演劇公演と銘打っている。今更という感じだけれど、新型コロナが依然として私たちの暮らしに影を落とし続けている状況もあ
20211120/21 『狐憑』 上演
ウミウシのタクシー
シリーズ古潭第一弾『狐憑』が終演した。
少数精鋭での小規模な上演にもかかわらず、東中野まで足を運んでくださったお客様たちには感謝しかない。
僕個人からはこの場を借りて御礼申し上げたい。
そしてメンバー一同からも。
この上演を完成させたのは紛れもなくあなたたちです。
僕たちの試みをキャッチしてくれてありがとう。
さて、上演から一夜明けた。
僕は公演の会計処理を一応全て終え、手
20211113/14 『狐憑』稽古場日記
平日夜3時間でつくってきた『狐憑』だけど、この週末は時間を長く取って稽古する。
まだ明るい時間の東中野で食事を取り、歩道の狭い道を歩いて劇場に向かう。
ウミウシのタクシーは3人で立ち上げた。
でも本当は3人ではない。
フライヤーのヤバい横川を撮影し、劇中曲の打込み、上演では音響を担っている前川。
ロゴデザインとお菓子のケータリング、唯一の演劇未経験者ならではの目線から作品に意見してくれる尾関。
20211111 『狐憑』稽古場日記
通した。
大体1時間くらい。
二人芝居だし、それなりの密度もあるので妥当な気がする。
役者だけの稽古日で、かなり詰めたようだ。
毎回同じようなことを書いているけれど、戯曲の言葉は役者の声と身体を通して本物になる。
今日も、ひとまずその実感を持てた。
『狐憑』は、中島の原作もそうだが、長谷川の翻案もテイストが暗めだ。
人は死ぬし、絶望もする。
誰かの不幸を前にしたときの、どうしょうもなくざわざわ
20211021『狐憑』稽古場日記
2週間ぶりの稽古だ。
長谷川は静岡に出張し、僕はさっぱりと髪を切った。
横川はPCを自力で組み立てた(!?)。
僕たちは集まれる時間が限られているので、かなり密度の高い稽古をしなければならない。
ひとりでできることは、なるべくひとりで。
俳優の作業の大変さはお互いに分かっている。
残念ながら台詞の入り具合は惨憺たるものだったけれど、前回の稽古で俳優に設定した課題はそれぞれの仕方で模索した跡が見
20211008『狐憑』稽古場日記
『狐憑』の稽古。
3回目にして初めて顔を出した。
本当は最初から参加したかったのだけど、仕事の忙しさや自身の体力の関係でかなわなかった。
ウミウシのタクシーは、横川敬史・塗塀一海・長谷川皓大の3人(撮影の前川悠香とロゴデザインの尾関亜也を含めれば5人)を中心に結成した演劇ユニットであるが、今回上演する『狐憑』は二人芝居の形をとっている。
僕がウミウシ以前に所属しているカンパニーの公演日と『狐憑