iPaaSについて調べたら、未知の領域だった。
SaaS、PaaS、IaaSの概念はどんどん浸透しています。
それぞれ何だっけ?という方はこちらの記事が参考になります!
要は、どこまでをクラウドでやるのか、どこからは自分の環境でやるのかということです。
1.iPaaSとは?
では、iPaaSとは何ぞや?といいますと。
iPaaS(Integration Platform as a Service)
→複数のシステムを連携して業務自動化を実現するサービスのこと。
異なるサービスやアプリケーションをクラウド上で結びつけて、自動化をめざす。
そのことで、SaaSソリューション同士の連携が可能になる。
それがiPaaSという概念です。
有名どころだと、SalesforceがSlackを買収して、SalesforceのデータをSlackで使えるようになり、Salesforceでのデータ更新などがSlack上でも分かるようになりました。
これで何が起こるかというと、データが一ヶ所に集まり、業務でのコミュニケーションがスムーズになり活発化するのです。
メリットはこのようにSaaSソリューション同士を結びつけて、業務自動化を図ることができることです。
その反面で、デメリットはAPIが公開されていないとできないということ。
iPaaSはAPIあってこその概念であり、APIの重要性がどんどん高まってきています。
2.iPaaSを体現しているソリューション3選
実際にiPaaSにはどういうソリューション(ツール)があるのか?ということで3つ調べてみました。
①MuleSoft(ミュールソフト)
2021年にSalesforceが買収しました。
あらゆる場所に格納されたデータを連携させ、必要なときにリアルタイムでデータを活用できるインテグレーションプラットフォームに位置付けられる。
この連携にAPIが使われ、APIをMuleSoftが一括管理するようなイメージです。
社内に点在されているデータやAPIを再構築することで、サイロ化を解消することが特徴です。
②Workato(ワーカート)
Workatoは業務ワークフローをノーコードで作成できます。
ZoomやTeamsとAPI連携することで、会議予約などが自動で出来るようになります。
複数のシステムを連携させたワークフローを、GUIで作成して実行できることである。連携させるアプリケーションを選択し、実行のキッカケとなる「トリガー」を選択し、条件やルールが必要な場合は設定し、最後にアクションを設定するだけで、システム連携のワークフローを開発できる。
https://it.impress.co.jp/articles/-/22348
チャットボットも作ることができて、単一のツールで複数のサービスを組み合わせて使うことが出来ます。
なんとなく、UIだけみたらPower Automateに似ていますね。
③Zapier(ザピアー)
例えばメールを受け取ったらPDFをダウンロードして、TeamsやSlackに報告したり・・・
そういった日々の業務の中で繰り返し発生するタスクをワークフローで自動化してくれるものです。
ただ海外ツールは豊富ですが、日本国内のツールとの連携がまだ少ないという難点があります。
他にも、BoomiやInformaticaなどたくさんありました。
少し調べてみただけでも、違いが分からない部分があったので、カオスマップの領域ですね。
そして、どれもプログラミングをするというよりはローコードノーコードが主流でした。
エンジニアでなくても作れるようなワークフローであれば、社内DXもより多くの人々が関わって推進することが出来そうです。
また、実際にiPaaSのツールを使うときがあれば、記事にしたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!