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雲の流れるままに




今日、雲を眺めていたら、雲の流れるスピードがとても速かった。



沖縄で眺めていた時も、「速いな〜」と感じていたけど、今日も速かった。



そして、雲を眺めていると、自分の感情に気付いた。

なんで気付いたかというと、雲の流れる速さと、感情が流れる速さが全く一緒だったんだ。





なんか雲を眺めていると「心地いいな〜」と感じていたけど、それは感情と同じ速さで流れていたからだったんだ。



その時、僕たちの本質は空だと思った。宇宙だと思った。

雲を眺める「ナニカ」は雲よりも大きな何かだった。



感情を眺める「わたし」は、感情よりも大きな何かで、それはこの身体では有り得なかった。


そもそも、「わたし」を見たことがある人なんているんだろうか?

鏡に写った身体も光の反射でしかない。



ぼくたちが見ているこの身体も、見えているのであれば、世界(客体)と同一だ。


雨が降っていることでさえ、「わたし」の中で起きている。




昔ね、パウロ・コエーリョ作の”アルケミスト”を読んだ時ね、ぼくも風になりたいと思ったんだ。



ぼくも風になれると本気で信じてたんだ。信じてたというよりも確信してた。


たぶん、ぼくたちは昔、だったんだろうね。

むしろ、今も風なんだろうね。


そして風に流される雲は、あなたの感情。

あなたの赴くままに感情も流される。


大丈夫。

感情は、あなたなしでは絶対に動けないから。


だから、止まってもいいんだよ。

穏やかな静寂に耳を傾けてもいい。

動き回って、感情の流れを楽しんでもいい。


あなたの赴くまま。


だから、風は優しいんだ。

あなたを愛に導いてくれる。


だから、愛を見失った時は風に聞けばいい。


そしたら答えてくれる。






「ここだよ」って。





ありがとう、「風」さん。


あなたはわたしで、わたしはあなたです。





流れるままに、、、、、。






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セイヤ
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