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アイドルのカタチ~モモジャン初ワンマンまでの軌跡を辿ったら、尊死した件④~
(*)本稿はイベントストーリーのネタバレが含まれているため、視聴後にお読みいただくことをおすすめします。
↓前回の投稿はこちら
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上の画像は、「MORE MORE JUMP! 」(通称:モモジャン)の桃井愛莉が「QT」というアイドルグループにいた頃のキャッチフレーズです。モモジャン結成後も持ち前の明るさでグループを引っ張っていきます。
今回ご紹介させていただくのは、彼女をメインとした「ハッピー・ラブリー・エブリデイ!」というイベントストーリーです。
みのり、遥、愛莉、雫のもとにイベントへの出演依頼が舞い込むところからこの話は始まります。
廃校が決まった小学校の卒業式でライブをすることになった4人は、子どもたちの思い出作りに協力するため、様々な企画を考えていきます。
それに際して生徒たちからファンレターが寄せられるのですが、その中から「ハッピーエブリデイ」という文言を目にした愛莉は表情を曇らせます。
「ハッピーエブリデイ」というのは、彼女が以前バラエティ番組出演時に扮していたキャラクターのことです。
「QT」の名前を1人でも多くの人に知ってもらおうとバラエティ番組の仕事にも積極的に取り組んでいた愛莉。
しかし、次第に周囲からはアイドルとしての自分ではなく、「ハッピーエブリデイ」に象徴されるようなバラエティタレントとしての自分を求められるようになっていきます。
自身の理想と現実のギャップに耐えかねた愛莉はアイドルを引退してしまうのです。
そうした経緯から、「ハッピーエブリデイ」は彼女にとって苦い記憶の1つでもあったのでしょう。
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「ハッピー・ラブリー・エブリデイ!」は、彼女が自身の過去と向き合っていくストーリーでもあるのです。
ステージのセカイで当時抱えていた想いを打ち明けたとき、バーチャルシンガーのレンはいいます。
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一生懸命なその姿から『ファンのために頑張りたい』という想いを感じ取り、希望をもらった人はいるはずだ、というレンの言葉に愛莉は励まされます。
卒業式イベント当日、愛莉は「QT」時代には歌えなかったソロ曲を披露します。サイドストーリー「日野森雫 秘密の交渉」では、雫がその楽曲を作った作家に会いに行くというエピソードが描かれているので、そちらもぜひご覧いただきたいです。
ソロライブを終えた後、愛莉は自分のファンだという内気な女の子に声をかけられます。
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子どもたちとの交流を経て、愛莉はバラエティタレントとしての経験を以前よりも前向きに捉えられるようになったのではないでしょうか。
このイベストを通して、希望を届けるアイドルのカタチというのは1つではなく、人の数だけ存在するのだなと改めて思いました。
↓見出しは、こちらのMV画像を使用させていただきました。