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色のワークショップ開催

2025年1月19日、北海道大学 FMI(フード&メディカルイノベーション国際拠点)にて、色をテーマにしたワークショップを開催しました。

ワークショップの様子

「好きな色」「嫌いな色」「楽しいと思う色」「悲しいと思う色」——色への感じ方は人それぞれです。このワークショップでは、そんな色をテーマにした3つのワークを行い、色が持つ多様な可能性に触れる時間を共有しました。

今回のワークショップでは、色をテーマに3つのワークを行いました。

ワーク1:色を感じる
ワーク2:色を考える
ワーク3:色で表す

ワーク1:色を感じる

最初のワークでは、新聞紙から気になる言葉を切り抜き、その言葉から感じた気持ちを色(折り紙)で表現してもらいました。

言葉や感情を色に置き換えることに慣れていない方が多いため、受け入れてもらえるか不安もありましたが、実際に進めてみると印象的な作品が次々と生まれました。

例えば、「変える」という言葉を選んだ参加者が赤い折り紙を貼り付けた例があります。その方に理由を伺うと、「日本の未来を考えながら、“変えなきゃ”という気持ちを赤で表しました」と教えてくれました。このように、言葉と色の組み合わせには深い個性や背景が垣間見えました。

新聞から気になる言葉をピックアップ
変えるという文字と赤色


ワーク2:色を考える

次のワークでは、好きな色と嫌いな色をそれぞれ選び、その2色を境目でぼかす体験をしていただきました。水に溶ける色鉛筆を使い、水で境界をぼかすことで、色が混ざり合った新しい表現が生まれます。

このワークは、単純な好き嫌いを超えて、色が混ざり合うとどのような新しい価値が生まれるかを考えるきっかけを提供します。

時間の都合で十分に作業する時間が取れなかったですが、色の複雑性、自分の好きな色と嫌いな色が混じり合うことでどう感じるのか、を色の奥深さを実感する時間となりました。

水の入った筆で2色の境界を曖昧にしてみる
様々な作品ができていく


ワーク3:色で表す

最後のワークでは、折り紙や色鉛筆を使った作業に続き、iroaiアプリを活用したデジタルでの表現を体験してもらいました。

ワークショップ全体の感想を、色とテキストで表現し、グループ内で共有する時間では、「選んだ色が似ていますね」「どうしてこの色を選んだんですか?」といった活発なやり取りが見られました。

また、参加者からは

「写真からスポイトで色を選べたら面白そう」
「言語が未発達な子どもたちが毎日記録をつけたらどんな変化が見られるんだろう」

など、iroaiアプリの活用に関する貴重なアイデアもいただきました。

iroaiを使ってみる(様々な意見をいただきました!)

振り返り

今回のワークショップを通して、私たちiroaiチームも「色」を改めて深く考え、新しい発見を得ることができました。色を通じて広がる可能性や、アプリの新たな使い方について楽しく想像を膨らませる機会となりました。

ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。また、この機会を共に作り上げてくださったCoSTEPの皆さま、そして朴さんに心より感謝申し上げます。

ありがとうございました!

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