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ミュージカルSIXを来日版と日本キャスト版で観てきたよ!

今年初の観劇は来日版SIX!!

来日版SIXのキャスト

その次が日本キャスト版SIX!!

自分が観た回の日本版キャスト

ということで、素晴らしい観劇始めとなりましたので残しておきます。

ただ、残念ながら日本キャスト版は一度しか観られない予定なので、もう半分のキャストの様子は分からず……。
それでいても、満足度の高い公演でした!


「世界史で習ったでしょ?」
という台詞も出てくるヘンリー8世の6人の妻たちがリードボーカルを取っていく、ほぼライブながら世界史的側面もある作品。


あの、わたし、日本史選択だったし、世界史苦手だったんです……
だから、この作品が上演されるまで、歴史が深く分かってなかったんです……

というような自分でも、なんとなーく公式の情報だけ入れていけば、英語で上演されようが日本語で上演されようが、ちゃんと話は分かったし、とにかく楽しかったです。
観たら、王妃たちが愛おしくなりました。


六本木のEXシアターは初めて行きましたが、ライブもされるような場所なので、SIXに合いますね。
来日版は字幕がサイドにありました。
でも正直、雰囲気だけで楽しんじゃった!


まず、これは来日版にも日本キャスト版にも当てはまるのですが、

みんな歌が上手い。

当たり前だろと言われそうですが、日本キャスト版が発表された時に「これは行かねば!」と思い、歌唱動画が出てからさらに「これやばいやつ!」と思ったんだから、心配はしていなかった。

歌唱動画観てない人は今すぐ観てー!!


来日版だと、ジョーク的なところのニュアンスは日本語訳が難しいんだろうなと思いました。
字幕でも、
(韻を踏んでいない)
みたいな説明の訳もあったくらいだったので。

特に来日版では海外からのお客さんも多く見かけたのですが、そういうシーンでは外国の方の笑い声がよく聞こえてきましたね。

その点で、日本版の訳詞の落とし込み方がすごいと思いました。

パンフレットでも書かれていましたが、ダブルキャストで訳し方が違う台詞もあるようですね。
(もう片方も観たかった〜!)


わたしが印象に残っているところだけでも少し。

キャサリン・オブ・アラゴンの台詞で、英語だと

オーケー

となるところが、日本語(ソニンアラゴン)だと

いいわー

となっていました。
これ、瑛美子アラゴンだとまた違うようですね。
(パンフレットに記載がありました)

最後の王妃、キャサリン・パーについて周りがザワザワしているときも

パーか!
パーだからか!


みたいなやりとりが、小声でザワザワする場面でなされていました。
日本語で「パー」というと、そうか、その意味……w
ってなりましたね。

SNSでチラッと目にしましたが、
「戦国鍋みたい」
というのは、確かになぁと思ったわたしです。

わたしは戦国鍋TVきっかけでミュージカルに興味を持ったといっても過言ではないので、よく分かる。

「離婚!打首!死亡!離婚!打首!死別!」
というフレーズは、英語以上に、日本語の漢字2字ずつで印象に残ったんですよね。

英語から日本語へ翻訳することってデメリットが多いように思えるけど、メリットもこういうところにあるのかなと個人的には思いました。

演出も現代めいていました。
アナ・オブ・クレーヴスのマッチングアプリ的演出とかね。
あと、アン・ブーリンがちょいちょい首について言及するのが面白かったですね。
あんなにも自分が斬首されたことを面白く主張する人は他におらんぞ。


アラゴンが初っ端からブチかまし
(ソニンアラゴンは顔も声色も表現豊かで最高だった)

ブーリンが「悪かったわ悪気なくて♪」とカマして
(この訳詞だいすき)

ジェーン・シーモアのターンで一旦落ち着き
(とはいえ歌は壮大なんよ)

クレーヴスでまたド派手なステージになり
(真理恵クレーヴスのフロアへの煽り最高だった)

ハワードがそれに続いて色気を振り撒き
(でも強いってのが良い)

パーがしっかり締めてフィナーレに持っていく
(バックコーラスで疲れたでしょとか言われてるのも面白かった)


この流れよ。
80分ながら本当に濃厚でした。


フィナーレからのカテコが本当に楽しくてたまらん!
撮影可能でスマホを構えつつも、カメラの映りより目の前の光景と興奮を大切にしたわたしでした。
ヒュー!!ってめっちゃ言ったわ。
楽しすぎて。

席は割と近かったけども撮るとこんな感じ ※カテコ撮影可能
ステージセットや照明も素晴らしかったです ※カテコ撮影可能


わたしのように、普段からライブに行くような人間は特に楽しめるんじゃないかな。
VIPシートは特に盛り上がってました。
日本でもあんなふうになるんだなー!って、嬉しくもなりましたね。
王妃たちの盛り上げ方も上手いんだなこれが。


元々歌手としても活動されている方々がキャストの中にいらっしゃることもあり、マイク片手でのステージングがものすごく様になっているなぁとも思いました。
これも当たり前だろとか言われそうだけど、役としての姿なので、また違う一面が見られて良いですね。

特に、ハワードは鈴木愛理さんで拝見しましたが、こんなつよつよの歌も歌えるんだ!と、良い意味で裏切られました。

あ、ソニンちゃんは前から分かっていた。
もちろん。
というか、今回ソニンちゃんが限られた日程しか出られないということだったので、そこを狙って取ったんです。

でもそうなると瑛美子アラゴンも観たくなったよね!

あー!
やっぱり全キャスト観たい!!!



これ、ぜひまた再演してほしいです!
これを書いている現時点でまだ全日程終わっておりませんが。笑
衣装も素晴らしいので衣装展とかやってほしい。
日本キャスト版のCDも出ませんか?梅芸さん??


さて、観劇された皆さんは推し王妃とかいらっしゃるのかしら?

わたしはね……

観たらもれなく全員が好きになりました!!!


箱推しです。

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立花のこ
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