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科学雑誌を素人が読む[498]

週刊科学雑誌『ネイチャー』2021-11-04号に掲載された論文のラインアップを眺める。全22本。掲載順序をシャッフルしたタイトルを並べてカード化した(日本語訳は『ネイチャー』 日本語ページから引用):

【ピックアップ】

✅⑲体積電子顕微鏡での全細胞中の細胞小器官の区分け論文]+⑳細胞全体と組織のオープンアクセス体積電子顕微鏡アトラス論文]➣関連論文が2本。新しい画像化法を開発して生物の細胞や組織をナノスケールで観察した結果が報告されているもよう。⑲の要旨には「最大35種類の異なる細胞小器官」が認められたと書かれている。そんなにあるのかと素朴そぼくに驚く。一方で気になるのは、その新手法によって、これまで知られていなかった構造体が見つかったりしてはいないのか? ということ。35種類の分類の35番目は「その他」などと保留項目が掃き込まれる分類になっていたりしないか? そうであればおもしろい。まずは解説記事を読み込んでみる。

✅①ヒト遺骨・遺体のDNA研究の倫理:世界的に適用可能な5つの指針論文]➣社会科学系の論文。めずらしい。古代人のDNAを研究する際の指針を提案している。なんで今? と思ったりする。研究が活発になってきてあちこちで問題が生じてきたといった背景があるのだろうか。指針/提言だけあってさすがに全文が公開されている。

✅⑨高分解能の採餌測定に基づくヒゲクジラの餌消費量論文]➣エントリ[495]で言及。■

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