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科学雑誌を素人が読む[478]

気になっている理系本を備忘録として(出版社のURLを付記):

✅『科学史事典』 日本科学史学会=編(丸善出版2021)[URL]➣特に科学論まわりの第Ⅰ部に興味がある。24,100円という価格はなかなかのもの。まずは近隣の図書館で手にしてみたい。

✅『そこで液状化が起きる理由わけ 被害の実態と土地条件から探る』 若松加寿江(東京大学出版会2018)[URL]➣こういう「ホットスポットもの」とでも言える論考には領域を問わず惹かれる。

✅『デカルトはそんなこと言ってない』 ドゥニ・カンブシュネル(晶文社2021)[URL]➣近代科学の祖の一人とも言えるデカルトの考えたことには大いに興味がある。最近ちびちびと読んでいる『情念論』(岩波文庫2008)では、いったいどんな根拠を元にデカルトが人間のさまざまな情念について考察しているのか、彼の思考スタイルを透かし見しながら読み進めていたりする。

✅『理系的』 増田みず子(田畑書店2021)[URL]➣これはもうタイトルに呼ばれるとしか言いようがない。エッセイをまとめたもののもよう。文学者による理系世界への言及というのは常に興味をそそられる。日野啓三氏の『Living Zero(リビング・ゼロ)』(集英社1987)のようなテイストを味わえるだろうか。

✅『本当は私だって数学が好きだったんだ 知りたかった本質へのアプローチ 数学を教える使命と学ぶ心構え』 長岡亮介(技術評論社2020)[URL]➣「再入門系」とでも言えるか。最近読み始めた『数学とはどんな学問か? 数学嫌いのための数学入門』 津田一郎(ブルーバックス2021)[URL]と併せて読むといいかもしれないと気づく。■


【追記】
✅写真の『科学技術・イノベーション白書 令和3年版』 文部科学省=編(インパルスコーポレーション2021)は、ウェブ上に全文が公開されているのは知りつつも紙媒体を本日ようやく書店で受領。こんな本、個人ユースで購入する者はどれほどいるのだろう。

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