違うことをしないこと(ブックレビュー)
おはようございます。
最近読んでいる 吉本ばななさんの『違うことをしないこと』という本についてお話ししたいと思います。
そもそもこの本を知ったきっかけは、『発信する勇気』の著者、末吉宏臣さんが、 Stand.FM というラジオでライフワークについてお話ししながら、この本が大好きだとおっしゃっていて、私も気になって購入してみました。
完全に意味が合っているか分かりませんが、私はこの本を読んで そのように解釈しました。
例えば 飲み会や食事会に誘われた時に、その日はどうしても行く気分じゃないのに、参加者に配慮して無理やり 参加してしまったり、
今日は絶対に中華が食べたかったのに、友達に合わせてイタリアンを食べに行ってしまったり、
本当は公立に行きたいのに周囲の圧力で私立に行ってしまったり、
このようなことが、
『違うことをする』
に当てはまってしまって、それを続けてしまうと、自分がどんどん苦しくなってしまい、本来の自分を見失ってしまうかもしれない。
なんとなく『自分が嫌なことをしない』に似ているのかな? とも思ったのですが、著者 曰く、そうではないようです。
例えば 赤ちゃんや子供が、 常に自分が決めたことだけを全力で行っているように、私たち大人も、本来その時々や瞬間にやるべきことは、宇宙の法則 のようなもので決まっていて、それをただ実行することが、『違うことをしないこと』のようです。
元々この宇宙の法則で決まっていることをやればいいだけなのに、日々生きていると、どうしても ノイズ(他人の目やメディアの圧など)によってそれをやらずに、違うことをしてしまうことが多々あるということ。
本の中では、『初期設定』についても触れていて、例えば あらかじめ 自分の設定(軸のようなもの)を具体的に決めておけば、日々 様々な選択を迫られる際に、その設定に従って実行すれば、 自分への負荷が少なくなるとも書かれています。
読んでいて、確かに 子供のように、その時々で自分がやると決めたことを、ただ一心にやっていく日々は、きっととても濃密で、清々しいだろうなと 感じました。
完全に『違うことをしないこと』は難しくとも、少しでも自分の心の声に耳を傾けて、『違わないことをする』日々に近づけたらいいなと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。