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2024年度 PMI日本支部 「SDGsスタートアップ研究分科会」主催のベーシックコース キックオフ開催
こんにちは。PMI日本支部 SDGsスタートアップ研究分科会の野田敏之です。10月19日(土)に、ベーシックコースのキックオフが開催され、6団体12名の方が参加されました。活発に意見やアイディアが飛び交う活気あるキックオフになりました。当日の様子を紹介いたします。
SDGsスタートアップ研究 ~ベーシックコース~とは
SDGsへの共感と理解が広まり、取り組みを開始するケースが増えているものの、いざSDGsを事業として開始しようとしても、中々立ち上がらない、または効果的に推進されてないという課題認識を我々は持っています。そこで、ベーシックコースでは受講生の皆さんにPMI SDGsスタートアップ研究分科会が開発した「SDGsスタートアップ方法論」を体得して頂き、「SDGsスタートアップ方法論」を活用頂く事で皆さんの抱える社会課題解決の一助になる事を目的としています。
SDGs事業というとボランティアなどCSRに意識が行きがちですが、得られた利益で更なる社会課題を解決するという好循環を回すCSV経営を行う必要があります。これは、渋沢栄一先生の”「道徳(社会価値)」と「経済(経済価値)」は、共に両立して進むべきものである“という「道徳経済合一説」にも通じる考え方です。
そのため、私たちはアジャイルベースのリーンスタートアップのアプローチをベースに、SDGs 新規事業構築の方法論「SDGsスタートアップ方法論」を開発しました。
当ベーシックコースは座学だけでは無く、参加者同士がチームとなってアイディアを出す体験型のグループワークの時間や、講義終了後に学習した事を各会社の事業をモデルに提出課題に取り組む事で知識を定着させる構成になっています。全3回コースで「SDGsスタートアップ方法論」の体得ができるため、SDGs事業を始めようと考えている方の最初の一歩として、好評いただいています。参加者は大企業所属の方、ベンチャー企業所属の方、個人事業主の方など多彩です。
尚、今年度からベーシックコース修了者に、コースを合格した受講修了者である事の証明として、参加者の一人ひとりに対してデジタルバッジを授与する事になりました(規定回数の出席と一定レベル以上のレポート提出が授与の条件)。既にこの学習歴証明に意欲を示して頂いている受講生の方もおり、より一層の受講生との活発なコミュニケーションに繋がる事を期待しています。
キックオフ(10月19日)の様子
キックオフは、オンライン(Zoom)で開催しました。メイン講師は、PMI SDGsスタートアップ研究分科会代表の稲葉涼太さんです。
今回の目的は、「SDGsスタートアップ方法論」の概要を理解すること、リーンキャンバスの作成方法を習得することの2点です。
4名ずつの3チームに分かれ、それぞれにPMIのファシリテーター2名が付き添い、互いの自己紹介からスタートです。本コースではグループワークも多く、今後の活発な意見交換の為に重要な時間です。参加者の穏やかな人柄にも助けられ、和気あいあいした雰囲気でスタートしました。
稲葉さんの密度の高い座学が続いたあと、参加者が再度3チームに分かれ、各自が飲料メーカー社員になりきって社会課題について議論するケーススタディの開始です。顧客になりうる人、顧客が抱える課題、独自の価値提供などをリーンキャンバスへ書き出していきます。異なる業種、異なる経験をしてきた参加者が集まる場だからこそ、色々な視点での意見が出され、その度に周りからは感嘆の声が漏れると共に、アイディアに広がりが出ていくのがファシリテートしている私としても非常に面白い時間です。
参加者のみなさんからも一人で考えるのではなく、他人の視点を可視化し、活用する事で導き出される答えが変わってくる事が実感できたとの声を頂きました。今回は講習会という短い時間制約がある中でのケーススタディでしたが、このようなメンバーでリーンキャンバスを行きつ戻りつしながら1つ1つ議論を深めていけたら本当に社会課題を解決できると思えるほどの楽しい講習会でした。
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第2回(12月7日)に向けて
参加者は、キックオフ終了後、宿題としてテーマは、「自身が行っている(または行おうとしている)SDGs事業」のリーンキャンバスの作成に取り組んで頂いています。宿題は提出していただき、私たち分科会メンバーが添削します。宿題を通してリーンキャンバスの活用するスキルを高めると同時に、キックオフの場でも感じて頂いたように私たちとのキャッチボールを繰り返す中で、事業に対する広がりが生みだす事ができたらと今から楽しみにしています。
第2回は、リーンキャンバスをベースにロジックモデルの作成方法を習得します。参加者の皆様には、自身のアイデアがより具体化していくプロセスを体験していただきます。次回も楽しく、実践的なコースを提供していきます。お楽しみに!
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【問い合わせ先】
PMI 日本支部SDGs スタートアップ研究分科会担当(sdgs@pmi-japan.net)