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目標2:飢餓をゼロに

SDGsは世界的な目標のため、日本では遠い課題と思われることがあります。

SDGs目標への取組みは、私たちひとりひとりが、また夫々の企業が、着実に行うことが大事です。

日本では企業数の99%以上が中小企業なので、SDGsにも中小企業の取組みが必要です。しかしながら、中小企業の取組みは、限定的なのが実情です。

そこで、まずは大企業の取組みをSDGs17目標に沿って、紹介していきます。

楽しみながら健康を維持するとともに、世界的課題である食品ロスにも寄与する取組みです。

キユーピーグループはCSRの重点課題の中で「健康寿命延伸への貢献」と「資源の有効活用と持続可能な調達」を掲げています。

サラダ(野菜)と卵の栄養機能で、中高年の生活習慣病予防や高齢者の低栄養状態を改善することをめざし、「サラダ(野菜)」と「卵」を中心としたさまざまな食の提案を通じて、健康寿命の延伸に貢献していきます。また、資源の有効活用について、野菜の未利用部位を資源として無駄にせず、より有効に使う工夫を重ねています。大学や飼料の専門家との連携により、キャベツ· レタスの外葉や芯などの未利用部位を乳酸発酵させ、乳牛の飼料に配合する方法を開発しました


「サラダの新しい楽しみ方を提案」
近年、サラダメニューの拡大とともに、サラダの楽しみ方も多様化してきました。キユーピーグループでは、サラダの新しいスタイルとして2016年より「パワーサラダ」の提案に取り組んでいます。パワーサラダとは、アメリカでトレンドとなっている「野菜」「フルーツ」「たんぱく質」「トッピング」の4つの素材を組み合わせたサラダで、メインディッシュとして一皿でいろいろな栄養素を摂ることができます。今後もトレンドを捉えながら新しいサラダのメニューを提案することで、野菜を楽しく食べていただく機会を拡大し、健康で豊かな食生活に貢献していきます。

出典:https://www.kewpie.com/csr/

食品ロスについては、日本では国民一人当たり毎日"お茶腕約1杯分(約132g)の食べもの"が捨てられています。
日本では、食品ロスは612万トン、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成30年で年間約390万トン)の1.6倍に相当します。

大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮から、食品ロスを減らすことが必要です。(出典 消費者庁)