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サスティナブルフードの意味は?どのような食べ物があるかも紹介します

先日サステナブルシーフードをご紹介しましたが、実は人にも環境にも優しいサステナブルフードは魚介類以外にもたくさん!世界中で注目される食材のひとつになっているんですよ♬

今回はサステナブルフードがどのような食材なのか、そして日本でも食べられるサステナブルフードを使った食品をご紹介します!

■そもそもサステナブルってなんのこと?

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サステナブルを英語にすると『Sustainable』。Sustain(持続する)とable(~できる)を合わせた言葉で「継続できる~」という意味の形容詞です。

1987年からは、「環境と開発に関する世界委員会」でサステナブル・デベロップメント(持続可能な開発)という言葉が使われたのをキッカケに「持続可能な~」という意味の環境用語として定着しました。

ちなみに、サステナビリティは名詞系で「持続可能性」を意味しています♬

【持続可能とは】
地球環境にも人にも優しいシステムやプロセスなどを継続すること。

ただ継続するのではなく、人がダメージを与えてしまった地球環境のためになることを継続するという点がポイント!

サステナビリティは、個人から国家まで大小さまざまな取り組みが実施されています。人と環境に優しいサステナブルな社会の実現に向けた取り組みは、SDGsにも組み込まれているんですよ♬

■サステナブルフードとは環境に優しい生産方法で生産された食材や人に優しい食品のこと

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サステナブルフードは、環境に優しい生産方法で生産された食材のこと。

例えば先日ご紹介したサステナブルシーフード。

サステナブルシーフードとは、海の汚染や過剰・違法漁業をはじめとする海洋環境全体を配慮した漁法であるとの認証を受けた漁業者によって漁獲された魚介類のことでしたね。

このように、サステナブルフードは環境に悪影響を与えないことを前提に生産された食材、またはそういった食材を使った食品や料理の総称なんです♬

他にはどんなサステナブルフードがあるのかご紹介します!

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①オーガニック食材

環境に優しい食材と聞いて多くの方が思い浮かべるオーガニック食材。

最近カフェやレストランでも頂けるようになってきましたよね♬

オーガニックは、科学肥料や農薬を使わずに、自然にあるものだけを利用する農法『有機栽培』で育てられ、国際有機農業運動連盟(IFOAM)が定める4つの原理に則っていることの認証を受けた農作物のこと。

【IFOAMが策定した4つの原理】
生態系: 生物とその生息地を1つの部屋と捉え、その部屋のなかで起こる動的な相互作用のことを指します。微生物をはじめ、植物は栽培される場所で暮らすさまざまな生物と協力し合って成長するものです。そういった相互作用を壊さないことがオーガニックに求められています。

健康:
IFOAMでは、健康を「身体的・精神的・社会的・生態的に満たされた状態である」と定義しています。私たちが健康を保つためには健康な食べ物が必要であり、そのためには健康な自然環境が無ければなりません。

公正:
消費者と生産者、人と動物。オーガニックに関わるすべてのものが公正でなければなりません。オーガニックコスメ認証団体が動物実験を禁止しているのもこの原則があるためです。

配慮: 単に生産性や効率を上げるために技術を使用するのではなく、全ての命がよりよく生きられるよう配慮された技術のみを使おうという考え。

地球環境にダメージを与えない農法で育てられるオーガニック食材は、4つの原理のもと、すべての動植物と協力して作られているものであることが伝わってきますね♬

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②プラントベースドミート

ベジタリアンやヴィーガンにお馴染みの代替肉であるプラントベースドミートもサステナブルな食材だとPR TIMESが伝えています。

プラントベースドミートは、植物性の食材でお肉そっくりに作られたもの。

大豆ミート(ソイミート)が一般的で、近年の健康ブームの影響もあり、低カロリーで低脂質、満腹感も得られるため、ベジタリアンじゃない人にもファンが増えているんですよ♬

先日ご紹介したモスバーガーのグリーンバーガーも大豆ミートを使用したヴィーガンバーガーです。

プラントベースドミートがなぜサステナブルかというと、「人口増加」「食糧不足」「環境問題」の3つの問題を改善するのに効果的なため。

世界の人口は増加し続けています。このままのペースで増えると、2050年には97億人になるとの予測も・・・!現在の約77億人から30年で20億人増加するのってスゴイ速さですよね。

こうした状況で懸念されるのが食糧不足問題。

エネルギー源となる家畜を増やすためには、開墾などで自然にダメージを与えなければならないほか、家畜が排出するゲップやオナラに含まれる温室効果ガス対策も講じなければなりません。

一方、プラントベースドミートならこれらの問題を防ぐことが可能に★

健康ブームや環境への意識の高まりもあり、プラントベースドミートの世界市場も右肩上がり。2030年には1兆8,723億2,000万円に達するとの予想も出され、日本企業も商品を続々と販売をスタートさせています。

■日本の和食がサステナブルフードってホント!?

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2013年にユネスコ無形文化財にも選ばれた『和食』。

yoga JOURNAL ONLINEでは、日本の伝統的な和食がサステナブルフードに深く関係していると和食の魅力を伝えています。

伝統的な和食文化を食事法に当てはめたマクロビオティックがあるように、地産地消を基本に旬の食材を余すところ無く使い、一汁三菜でバランスよく食事を頂くことは人と環境に優しいですよね♬

海外の食材が注目されがちですが、日本にも納豆や山菜などのスーパーフードがたくさんあるのも魅力的!

和食を食べることで、健康と環境、どちらにもいい影響がありそうです★

■サステナブルフードを購入できるサイト

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ここまで見て頂いた通り、サステナブルフードは人と環境にとって優しい食べ物であることが分かりましたね!視野を広げて見てみると、さまざまな人たちが食を通してサステナブルに貢献しています。

ananやクロワッサンといったメディアで有名な企業GINZAでは、通販で購入できるサステナブルフードを特集!

普段なかなか食べることができない食材を使った食品や和なお菓子を購入することができちゃいます★

食べるだけで社会貢献ができるのって嬉しいですよね!

■サステナブルフード意識した食事を意識してみて!

サステナブルフードが日本で注目され始めたのはここ最近のことなので、食を通してどのようにサステナビリティを生活に取り入れるのかが分からないという方も少なくありません。

今回ご紹介したオンラインショップでお菓子や食品を購入するのもオススメですし、料理が得意な方はヴィーガン料理に挑戦したり食品ロス削減に取り組んでみたりするのも◎

野菜の皮のように、普段捨てているところに栄養が詰まっているケースも多く、新たなレシピの考案にも役立ちます♬

クックパッドには食品ロス削減のために考案された消費者庁のレシピが掲載されているので参考にしてみてください。

以上、『サスティナブルフードの意味は?どのような食べ物があるかも紹介します』でした!

▼参考サイト
ノハム SDGs(持続可能な開発目標)をもっと身近にするメディア|SDGsのサスティナブルフードに関する取り組みを紹介します【世界編】

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